メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
「ばか」「萌え」「三角関係」に「妹要素」まで加わる。無分別なてんこ盛りに、ついてい行きます。(決意)
「ばか」と「萌え」要素を貫いてくれ。と当初いだいた感想が変わりました。
いつのまに{netabare}実妹出現により、ことりが義妹であることがわかります。しどー君は養子だったのです。{/netabare}この妹関連のドタバタが加わり{netabare}実妹が戦闘能力の高い兵士であることも判明します。{/netabare}
もうここでは、かなりてんこ盛りな展開?というか、カオスな世界になっています。同時に{netabare}人類・文明破壊者でもある精霊がこれまでと違うパターンで出現します。 {/netabare}中二病的風情を醸す。新キャラクター{netabare}残虐な殺傷道具としかいいようがない第3の精霊です。{/netabare}
人を{netabare}何の躊躇なく殺傷する、そんな危険な人物を素直に学校に通わせることを「組織」は放置していいのかという疑問は残るものの、それを突っ込んでいてはいけません。{/netabare}この作品は突っ込み禁止状態でご覧ください。
ドタバタ喜劇です。わたしは最後までみることに決めています。
■世界の存亡をかけた戦略的少女攻略作戦
悲壮感あふれる世界の存亡危機で導入し(たいへんな世界と思わせておいて)――目の肥えた多くのひとには退屈な設定――それを覆します。
実際のところが「精霊少女」の懐柔作戦、デレさせることよって、世界を救う(かもしれない。笑)ミッションに主人公しどー君が巻き込まれていきます。
{netabare}実際のところ、巻き込まれるというよりも、作中の必然のようです。また勝手な想像で、彼が養子であることも関係しているだろうし、死んでも死なない不思議な体とも関係あるのかもしれませんね。 {/netabare}
いずれにせよ、実にうらやまけしからん、かつ、過酷なミッションが主人公しどー君に課せられることで物語はスタートしました。
とりあえずにはこんな風に整理できます。あまりに、ばかげてる。しかし、そのばかげている要素に最大の花丸をつけてあげたい作品です。
■補遺
偽装的といいつつも、なにやら気持ちは別のところにあるように思わせたり、生意気な妹の存在もおもしろみだし、これらが観る側の快感に繋がりそうです。勝手にそう思っています。
そこがおもしろいでしょ。三角関係でしょ。偽装的な恋人づくりでしょ。そして、その「基本構造がきっとどこかで崩れていく」くだりがきっとでてきて、そこが見所になるような勝手な想像をしている最中。気楽に、気軽に注目しているのでした。
結論:はちゃめちゃでいいじゃん。
■雑多
2話冒頭で、「財布が試される」っていう深刻っぽいナレーションには思わずコーヒーを吹いた。そういう楽しい作品です。毎回みさとさんのナレーションは真剣に聞いています。
迷走っぷりが狙いなのか、ほんとうにアニメとしての作り込みに問題があるのか、現時点では若干不安要素が出てきていますが、いずれにせよ、「だから、あり!!」かも。最高にくだらない傑作になってもいいかも?!
最後まで、ばかばかしさと基本的な構図を貫いてくれると期待しています。きっとおもしろいはず。じゅうぶん許容。観なきゃ損な気もします。かなり偏った見方ですが。