ローズ さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
東京観光案内集団 リトルはとバスターズ!
主人公・直枝利樹(なおえ りき)、リーダー格の棗恭介(なつめ きょうすけ)、恭介の妹である棗鈴(なつめ りん)、常に筋肉を強調している井ノ原真人(いのはら まさと)、剣道着を普段から着用している宮沢謙吾(みやざわ けんご)の5人は子供の頃からの幼馴染で「リトルバスターズ」という正義の味方集団を結成していた。
同じ学校の学生となり、恭介の発案によって野球チーム「リトルバスターズ」を作る事となって、仲間・メンバーを探すこととなる。
新しい「リトルバスターズ」のメンバー、神北小毬(かみきた こまり)・三枝葉留佳(さいぐさ はるか)・能美クドリャフカ(のうみ くどりゃふか)・西園美魚(にしぞの みお)については、人物を掘り下げた個別エピソードがあります。
ナイスボディの来ヶ谷唯湖(くるがや ゆいこ)に関しての個別エピソードはありませんでした。
本作品を通じて視聴した感想なのですが、「リトルバスターズ」のメンバー集め以外のストーリーについてはバラバラだったような感じがします。
(原作がゲームなので、仕方が無いのかもしれません。)
各キャラの性格・特徴などの紹介・物語の設定だけを視聴者側に伝えたかったのでしょうか。
新生「リトルバスターズ」結成ということだけでは確認できるのですが・・・。
ミッション・コンプリート!とは言えないですね^^;
マイナスポイントとしては、眠り病といわれているナルコレプシーについての扱いです。
この病気に対する治療法を少し知っているのですが、その治療法を実行していたとしたら、もう少し直枝は活動的になっているでしょう。
病気を都合良く利用する手法については、個人的に嫌悪感を感じます。
ちなみに『麻雀放浪記』の著者である阿佐田哲也(純文学分野だと色川武大)さんは、この病気に罹患していたことで有名です。
OP曲
「Little Busters!~TV animation ver.~」
ED曲
「Alicemagic~TV animation ver.~」
OP曲・ED曲に共通するのですが、伸びのある歌声やエッジの効いたギターの音色が特徴です。
ただし、この2つの曲に限らずJ-POPなどの邦楽全般に言える事なのですが、
イントロなどの歌声の無い箇所と歌声のある箇所での音のバランスが悪いように感じます。
もう少しベースとドラムの音の音量を上げたほうが、個人的に好きなのですが。
全26話の最後に『リトルバスターズ!~Refrain~』という続編(2期目)がある事が分かりました。
バラバラだと感じたストーリーが伏線だったり、猫が持ってくる謎の手紙について解明されていない箇所などは2期目に持越しなのかもしれません。
余談ですが、TOKYO MXという東京の独立局では、2013年4月から再放送が始まっています。
『リトルバスターズ!』は2クール作品(約6か月)なので、未見の人に対する予習・忘れないための復習だと考えると、続編(2期目)の放送は10月からだと予想しています。
(あくまでも”大人の事情”を勘ぐった個人的な考えなので、確証は無いのですが。)
いづれにしても、本作品だけでは判断材料が少ないので明確な感想は持てません。
例えば、漫画の場合だったら「俺たちの冒険はこれからだ!」という終わり方、CMだったら「続きはウェブで!」みたいなものでしょうか。
この作品だけで内容の出来・不出来を判断するのは早急な感じがします。
ただし、この時点で作品の出来を判断しなければいけないのであれば、消化不良の感は否めないと表現させていただきます。
いい加減なレビューになるのかもしれませんが、自分の『リトルバスターズ!』(1期目)に対する感想は保留ということでお願いします。
歯切れが悪くて申し訳ありません。
『リトルバスターズ!』(1期目)という作品が2クールを使っての前振りだと考えると、2期目やリトルバスターズ全体を通じた作品の完成度に対する期待値が上がってしまうのは仕方が無いですね。