Kuphony さんの感想・評価
3.9
物語 : 2.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:途中で断念した
京都アニメーションに求められてしまっているもの卒業すべきもの
はい、キャラ萌えですよね。
なんで京アニがこのアニメをけいおん!!の次に選んだかといえば
キャラクターアニメからの脱却を図りたかったという思いからだったような気がしてならないんですよね。
涼宮ハルヒ・長門有希・柊かがみ・古河渚・平沢唯・秋山澪
ちょっと深夜アニメを見た人であれば、
すぐにぱっと出せるこれらのキャラクター達。
もちろん、涼宮ハルヒの憂鬱とCLANNADの原作はそれぞれのメディアにおいては金字塔であり、
らき☆すたとけいおん!も巧い構成があってこそ成立したアニメなのは確かですが
視聴者が京アニのアニメを見るとき
「このキャラ可愛いなー」
という感想を持たずにはいられないんですよね。(相当他の部分に意識を持ってるなら別ですが)
その感想が日常を見るときは全く無い。
「この子を引き立てよう」という気がさらさら無いんですよね。
本気で笑いを取りにいったり、あえて外したり、間を置いたり...
もちろんキャラクターごとに行動の特徴はあるわけですが、
それは笑いの一部として消化されていて萌えまでには繋がってないんですよね。
ただ、やっぱり視聴者としては
「なの可愛いよなの」をやりたい訳で
そこの視聴者の要求と京アニの挑戦がズレてしまっていて残念な感じになってしまっていると考えています。
多分全く同じものを違う会社の名前で出したら凄く受けたはずなんですよ。
「なんだこの一歩半進んじゃった感じは」と。
いやー、惜しいですね。
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と以前に書きました。
裏切ってくれた。
25話途中から
「日常って奇跡の連続だよね」
知ったこっちゃないんだよ。
24話まで一貫して笑いを取りにきてたのに、
突然そんな事言われても。
らき☆すた、けいおん!でやって来た内容そのまま持ってきてもフィットしないんだよ。
キャラに頼らずに話を構成してきたと思ったら、
結局同じ所に帰結してしまった。
綺麗にまとめようとせず最終回まで視聴者にネタを投げ続ければよかった。
mundane life, never special.