ともか さんの感想・評価

4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態：観終わった

眼が悪くなったかも？ でも楽しかった♪

アニメ第1期・第2期視聴済み、原作の漫画は未読。
1クール（全12話）の作品。

この作品の視聴に当たって、少なくとも第1期を、
できれば第2期まで観ておくことをお勧めします。

あらすじを簡単に書くと、
① 結城リトと、周りの女性キャラたちが幸せになるための「ハーレム計画」
② ヤミさんを暗殺者に戻そうとされるのを仲間たちで阻止する「ダークネス計画」
この2本を柱としてストーリーが作られています。
今回の本当の主人公はリトではなく、モモとヤミのダブル主人公のような感じだった。

1期のスーパーハイテンション、2期のキャラ崩壊ネタとは
また違った姿を見せてくれました。

物語としての見どころは、
ヤミ自身が暗殺兵器として生み出されたことは関係なく
「心」を持つようになって他のみんなと少しだけ打ち解けること、
暗殺者としての生き方に引き戻そうとする者へと抗うこと、という辺りでしょうか。
物語の大部分は「ダークネス計画」について描いているように見えました。
一方で、モモが担う「ハーレム計画」は、キャラのネタを楽しむために特化。
作中ではこの2つの計画が半々くらい、バランスよく配合されていたと思います。

元々、「To LOVEる -とらぶる-」シリーズは物語など無いと割り切っていましたが、
そんな中では意外にストーリー性があった気がする。
ただ、もろに途中で終わった気がするので、続編が作られてほしいです。

（TV放送を観た方はお分かりだと思いますが）サービスシーンの表現方法は残念。
光や湯気、煙などの面積が広くて画面が埋め尽くされてしまうことが多すぎる。
規制の嵐にするくらいならば、服を着て普通に登場してほしかった。
サービスも用法・用量を守って健全に放送していただきたいです。

※私は普通のTV放送で観たので、
DVDやBDでの表現方法はどうなっているのか、私にはわかりません。

声優さんの演技も大変だったことでしょう。
キャラになりきってミスマッチも感じさせないのだから素晴らしいです。

作画は同シリーズ過去作品と比べて向上していた気がします。
色が淡くて、どちらかというと2期の絵柄に近い印象。


音楽は完全に個人の好みですが、
OP曲は可もなく不可もなく、といったところ。
ED曲は、アニメキャラを意識したような声で歌われるダンスミュージック風なノリの曲。
結構気に入っています。

OP曲： 楽園PROJECT
ED曲： ファールプレーにくらり

映像は新しい作品としては平凡で、
特にEDはデビルーク姉妹の静止画しか登場せず、少し寂しかった。


キャラはモモと金色の闇が特に目立っていて、私にとっては2人とも魅力的でした。
他の人物も合わせて、メイン級の中で極端に嫌味なキャラが居なかったのも好印象。
前に登場していたキャラで、今回空気になってしまった人物が居るのは残念ですが、
物語の内容・進行上、仕方がなかったと思います。
それと、新キャラたちも個性派揃いです。


おバカ系が好きな方や、考えずに観られる作品をお探しの方には向いていると思いますし、
かわいいキャラを見つけたい方にもオススメです。
エ○いのが特に苦手な方や、行き過ぎた規制が許せない方にはお勧めできません。
あと、人前では観辛いと思うので、視聴の際には注意が必要です。