disaruto さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
二人の邂逅。以降に影響する大事なプロローグ
制作はufotableで原作は奈須きのこ氏の小説です。
ジャンルは伝記ファンタジーです。
全8巻あるうちの二巻目が「殺人考察(前)」になります。
一章同様グロいので視聴の際には注意が必要です。
時系列では一番最初になります。
第一章よりも話は分かりやすく、見やすいです。(グロシーンはこっちの方がよりリアル)
哲学チックな話もありません。
が、あまり話に動きはないです。
全部見ていないのでよくわかりませんが、この章が伏線になって、後半につながっていくのでしょうか。
相変わらず音楽の使い方・作画はとても良いです。
諸所の風景の美しさに息をのみます。
本章は第一章の3年前の物語。
初めて式と幹也が出会う。
その背後では不気味な連続通り魔事件が報道される。
以下詳しいネタバレ。
{netabare}式が幹也に襲いかかるシーンの迫力は一章の戦闘シーン以上です。この章の最大の見せ場。よく動いています。
見ている私が追われているかのような緊迫感がありました。
思わせぶりな謎シーンが多かったですね。
・殺人現場にいる式
・殺人事件について話す式と幹也の会話、「犯人は?」「関係がないってわけじゃないわ」
・謎の男の発言、「イラつくのは分かるけど、四回はやりすぎだろ?」
・雨宿りのシーンでリフレインする記憶
・張り込む幹也を見て爪を噛む式、「なんて幸せな男」
・豹変して襲いかかる式{/netabare}
「殺人考察」ですが、あまり考察する内容ではない感じです。
次章が気になってきますね。
どうでもいいですが、私の理解力が足りないためか二回見ないといまいち話が見えてこないです。
[全て視聴し終わって]
{netabare}主に第7章につながっています。
式が殺人をやっているように見せて実際のところ殺したのは白純だけですから、このミスリードは非常に秀逸でした。
謎の男=白純の発言は自分に対する問いかけだったわけです。
また、幹也に襲いかかったのは「織」です。
殺人でしか人とかかわれない彼の愛情表現。
最後は自分を殺人することで夢を守りました。{/netabare}