ツキ さんの感想・評価
1.8
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 2.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:途中で断念した
もろ主観
全編にロトスコープを用いた手法や実写風景を背景に使用するなど色々と挑戦的であり実験的な作品。今後のアニメーションにおいての一つの指針となり得る可能性がありますが…本作はかなり賛否両論に分かれそうですね。個人的にはフルCGを駆使して大ゴケした映画「ファイナルファンタジー」を彷彿とさせるものがありますw
原作と大きく異なったキャラデザでも話題を集めていますが、私は当時少年ジャンプで連載していた「幕張」とメチャかぶりましたね。私自身が幕張近辺に住んでいるので「幕張」に対する印象が強いというのもあるのですが、まあそれはお下品でクソ寒い漫画がありまして。そんな作品とリンクした時点で第一印象はもう最低ですw 奈良カッター!
ただそれがなくてもこのデザインはやっぱりナシです。
なんでナシかって、本作は主人公の視点で体操服を漁る時の緊迫感、家に帰ってから自己嫌悪に陥ったりはたまた自己正当化してみたりと心情を映す場面が多いです。
でもこのキャラデザじゃ全然感情移入できません。いくら好きな人って設定でもあんなデブチン佐伯さんの体操服にはなんの魅力も感じませんよね。
仲村においては一層疑問で、あんなブスに脅されたところで普通ぶん殴ってそこで試合終了です。もはや物語が進みません。原作のタッチだからこそ仲村が奇人変人として見やすくなるのにこのアニメじゃただの気持ち悪い奴。そう考えると惡の華でのこのデザインはストーリーの根幹を揺るがす大失敗であると思いました。
op、edの楽曲もなんか狙いすぎだし、うーんって感じ。
何よりも私、この作者嫌いなんです。仲村のセリフの端々に自己投影させたようなキモいセリフが多いですし、中学時代にトイレの個室を鏡を使って覗き見しようとしたって話を書いていてガン引きしました。昔話をネタのつもりで暴露したのでしょうが、立派な犯罪です。もちろん未遂で終わったからこそ公にもしてるのでしょうが、実際にそれをされた場合の相手の嫌悪感とか恐怖心を考えたら決しておおっぴらに人様に言えるようなことじゃないことぐらい並の大人なら理解できる筈ですけどね。
未遂で終わったから良いものの成功してたら何度も繰り返してたでしょうねこういう輩は。実際に盗撮犯や痴漢は何度も犯罪を繰り返すと言われてます。ニュースで報道される盗撮犯なんかは多数のデータが押収されているのをよく目にしますし、私の友人も高校時代何度も同じ奴に痴漢されたって言ってました。最終的にはパンツの中に手を入れられたって言ってましたからね、基本的にそういう愚行に及ぶ下衆は死ねばいいと思います。それこそクソムシです。
元カノがレイプ被害者であるため、未遂とは言え性犯罪に関わる行動をネタ的に扱ってるとも取れる発言をした作者には反吐が出ます。それだけ性犯罪の被害者側は敏感になってるんです。
人の心の闇を十分理解してから始めて闇を描く権利は与えられるはずです。