うらキング さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
個人的見どころは後半からかな…
前半は
便利な道具(電脳メガネ)を使う小学生が
小学生らしい価値観で日常を過ごす日々。
悪ガキ軍団が基地作ったりするってのは
この時代も今も変わらないんですね^^
…いや、今時の子供はやらないのか?
昔の子供はやりましたw
後半になると
命に関わる問題と大人の事情が加わり、
内容が重くシリアスになっていきます。
小学生が使う便利な道具とは言え
扱っているテーマは大きい。
とある町に起きている問題
その問題に至るまでの経緯とか背景
突飛した事象のみが目立って映る為
初めは都市伝説扱い。
(↑出演者までも伏線張られてる)
1つ1つの事象を拾い上げていくと
最終的には全てが繋がり見えてくる。
布石の打ち方と言うか
物語の進行の仕方が上手いなぁ、と。
攻殻機動隊
serial experiment Lain
もそれに触れていますが、
ネット(電脳)、リアル(現実)、魂(意識)
この3つの概念と言うか要素というか事象。
これらがどういう関係性を構築するか
やはりそこに集約するんですね。
魂の無い身体は…とか
ネットに意識だけ存在出来れば…とか
じゃあ、身体は要らないの?とか
科学とか医学とかの話を越えて
哲学の話になってしまうんですよね。
電脳コイルの世界では
やはり現実世界があってこそ。
電脳メガネはあくまでも便利な道具であり
身体から魂(意識)が抜けるような事は
あってはならない。
ま、普通に考えれば当たり前か^^;
どうやら自分は
この手の概念的な話が好きなようです。
良い物を見せて貰えたなぁ。と思います^^