退会済のユーザー さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
感想(孤独と正義と平和と覚悟)
全25話。
学園・SF・ロボット・ダークファンタジーもの。
前作の続きで、主人公のルルーシュが強大なブリタニアを相手に反乱を起こす様を描いた物語。
早く続きが観たいという気持ちになった1期のED。
それもあって、2期の前半の展開には驚かされた。
このキャラ誰?的な弟の存在、記憶を無くしたルルーシュ。
1期と同じく、壮大な世界観、相変わらず行動のスケールの大きさ、
我々視聴者を退屈にさせないような目まぐるしく変わる怒涛の展開の連続は、この2期でも健在でした。
また、話の展開が読めなくてワクワクさせてくれます。
今回もルルーシュの福山さんを始め、声優陣も良かった。
それに、ルルーシュが追い詰められるシーンが1期よりも多く、
そこからの逆転劇がまた、私の心を熱く震わせてくれた。
ルルーシュの人間味があって苦悩するところなどの、
心情描写も丁寧に描かれていたと思います。
次に、1期では友人やナナリーに甘えや情があったルルーシュが、
この2期では完全な冷酷で非情に徹していました。
1期で偽善者だったスザクも2期では目標達成を最優先とし結果主義になっていることも見逃せない。
また、行動や理念に対する責任と覚悟、その代償に必要なこともよく描けてます。
戦略・駆け引き・友情・信頼・愛憎などの、
キャラクター達の複雑な人間関係も見所でした。
それに、1期からの謎だったことや伏線もこの2期で見事に回収されています。
前半の伏線の張りも後半での回収も見事です。
前半の{netabare}シュナイゼルとのチェスの勝負{/netabare}の伏線には後半でオオー!と痺れました。
バトルシーンなどは多くのキャラがとても生き生きとしていて良いと思うのですが、
1期と違い、この2期では戦略的な戦闘がなく、
スペックの良さで勝負がかなり決まってしまっていますね。
私は1期では戦略的なバトルを絶賛したので、ちょっと残念でした。
次に、「撃って良いのは撃たれる覚悟のある奴だけだ!」という名セリフは{netabare}衝撃のラスト{/netabare}の伏線になってるんですね。痺れます。
それもあって、最終話は泣けますね。。。{netabare}ゼロレクイエムは{/netabare}切なく、悲しいです。
全体的に1期と同じく、熱く・ドキドキ・ハラハラの展開が半端なかった。
もう画面にくぎ付けでしたw
ハマると展開が気になり一気に観てしまうので、寝不足にはお気をつけください。
中だるみすることなく多くのキャラクターや、
広げた世界観をうまく集約させた名作だと思います。