るぅるぅ さんの感想・評価

3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

ウザキャラとカニ。

なぜ面白いのか漫画とアニメの対比で気づいたこと。

漫画はアニメと違って4コマで、ストーリー4コマでは展開されず物足りなかったです。ネタは日常系なんですが、なぜかあまり笑えなかったですねｗ　

内容としては、日常系ギャグを何冊か読んでいると似たようなネタがあるので読むと観るでは印象が全く違いますね。
漫画もアニメも同じネタだけど、アニメの力が大きい。
持ち味はキャラ設定がよく日常系の中でも、ゆる過ぎずウザキャラ・・違った、独特の日常系に挑戦している節は感じられる。
　
その長所を伸ばしたのがアニメ。キャラの動き・効果音の使うタイミング・作画のクオリティもあって、ストーリー4コマとして見せることでテンポの良さ、質が高くなり漫画では微妙なネタも面白く表現されている。
LIDENFILMSの構成に負かされた気持ちが強いですね。
そして私は衝動買いしてしまったのですがｗ

簡単なキャラ紹介
天谷奏香・・・あだ名、カナカナ。ウザキャラ・ボケキャラでネタの中心。
岩沢彩生・・・あだ名、サキ。ちょい悪のツッコミキャラ。
上原歩子・・・あだ名、{netabare} アユコング・ゆっこん{/netabare}。一般的な薄味のツッコミ・ボケキャラ。

と、声からウザいという徹底したウザキャラ、カナカナがツボになっていますね。一言で表現すると、クラスに一人はいる馴れ馴れしい子ですねｗ　そして頭のネジが飛んでいるから、なお質が悪いが作品の持ち味になっています。それだけに2人のツッコミとのバランスが取れたキャラ設定。

終始、カナカナが中心となる構図を考えると、シュールな笑いとウザキャラによる間の取り方が良かった印象に尽きる。
全部のネタが面白いわけではないのだが、どこかしらクスっと笑えるのが、この作品の良さなのかもしれない。

ＯＰのカニはアニメオリジナルとわかりスッキリしましたが、なぜカニ推しかは観終わっても不明。
少し調べると面白い解釈があったので、カニは脚から食べる→脚の作画に力を注いでいるので、その強調したOPでは？　実際の所はわからないけど変に納得してしまったｗ

制作費の兼ね合いもあるが30分枠でやって欲しい作品であった。
5分アニメですが、実質約3分なんでお手すきの時に観て笑えれば嬉しいカナｗ