猫☆彡 さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:今観てる
「大切にしたい‘モノ’は気づいたら、傍にあるもの。ふと、気づいたら、すぐに失われていく。そう思える作品はAIRだけだった。
結構前に観たのですが、感想を忘れてたので、遅れながらも
かかせていただきます。
KYE=泣きゲー、家族愛ゲーでは珍しく1クール。
京都アニメーションの凄さを広めた1作品と言っても過言ではない作品。
原作をほぼ完璧に再現してくれて、いや、
作画、世界観に関しては、原作を超えたと思っています。
特に11,12話は泣けました;w;
AIRはKEYの中で、一番難しい話の構成になっていると
思っています。原作をやっても完璧には話は分からないと思います。
内容
序盤は心配でした。物語の進行が遅く感じ、
最終話にたどり着く時に詰め込み過ぎて、せっかくの
良作が駄作になってしまうのではないか、と。
1,2話は確かに、退屈でしたが、3話以降からは、面白くなってきました。
CLANADDは「価値観」CANAANは「運命」AIR「世界観」を
変えてくれた。
あまり、語るとネタバレになってしまうので要約。
まとめ
泣ける泣けない以前に、こういうアニメがあるのかと衝撃を受けた作品です。
序盤は見続けるのにやた退屈でした。でも、OP主題歌を初めて聴いたときは、虜になっていたのを今でも覚えています。原作で言うところのSUMMER編を見終えてからは全く違った作品になりました。
素晴らしいBGM・映像・脚本もさることながら、象徴的で難解な設定や登場人物達の電波な言動まで、全てが一つになってAIRの「世界観」を構成していて、その大きな舞台の上で作品のテーマである「家族愛」が非常に印象的に描かれています。
音楽を聴けば、登場人物達のセリフや表情、風景が目に浮かびます。
最終回が感動するだの主題歌が良いだの色々と評価はされていますが、この世界観こそがこの作品の最大の売りではないでしょうか。それを見事に構築しているという点で、この作品と麻枝というクリエーターは稀有な存在だと思います。
12話という構成でこれほどの作品を手掛けられたことを感銘を受けました。KYE、京都アニメーションの方々、本当にありがとうございます^^ この作品に出会えて、アニメの限界を超えた、素晴らしさを教えてくれた、感動を与えてくれた
大切な‘モノ’を気づかされた。 そんな作品でした。
では、またこんな作品に出会えることを願って・・・ 話の趣旨がずれたこと、失礼しました。