入杵(イリキ) さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
いつの間にか面白く感じている自分が居る
本作は、三上小又の「ゆゆ式」(まんがタイムきらら)を原作に制作された日常系アニメ。
日常系アニメにも種類があり、男子高校生の日常やWORKING!!などの、
どちらかと言えばギャグ要素の強い作品、
けいおん!や夏色キセキのような青春の日々要素の強い作品、
Aチャンネルやゆるゆり、ひだまりスケッチのような、
中身がまるで無く、他愛の無いおしゃべりで終わる作品。
本作は3つ目であり、ボケーッと見て、たまにプッと笑うことに主眼を置いた作品だと思う。
あらすじ
この春、女子高生になった、ゆずこ、唯(ゆい)、縁(ゆかり)の3人組はいつもいっしょの学園生活。
放課後は部員3人、パソコン2台とホワイトボード1台の『情報処理部』で、てきとうに決めた単語をググってその結果でまたおしゃべり。
なんでもない日常は、たまにイベントも発生するけど、やっぱり女の子がいちゃいちゃするだけ。
でもなぜか目が離せない新世代女子高生コミュニケーション。
ゆとりかわいい学園生活は、遊びと部活とところにより百合要素。
ノーイベント・グッドライフ!それがこの三人の“ゆゆ式(ルール)"
感想
見始めた当初は、これは何処に面白さを見出せば良いのだろうか、という感じで、クラスの連中も「あれは切った」などと言っており、あまり見続けている友達の少ない作品だったが、中盤あたりから、今までは愚にもつかないと冷ややかな目で見過ごしていた事に、面白さを見出し、だんだんと彼女らが形成するのんびりとした穏やかで微笑ましい日常を見ることが楽しくなっていった。
女子高校生なら必ずある恋愛ネタを排除し、健全且つ他愛の無い日常を描いた点が、観る者を引き付けるのだろう。
総評
事件などは一切発生せず、女子高校生の他愛の無い日常を只管描く本作は、のほほんとした日常系が好きな人にお勧めである。