ソルバルー さんの感想・評価
3.3
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
総合するとまあまあだが
1000年後、人類は呪力を持った新人類となって細々と生きています。そんな中での仲良し5人組の成長を描き、世界の歴史と秘密を知ってなんやかんやするお話です。
序盤、その世界観の説明とその時代の生活習慣を描いていて、かったるいです。そこでリタイアする人も多かったのではないかと思います。
4話目でやっと世界の歴史と秘密に触れて物語が加速します。ここまで頑張れば後はなんとなくでも見続けられる感じですね。
しかしハラハラドキドキするはずの展開の場面でも自分はあんまりのめり込んで楽しめなかった気がします。音楽がちと雰囲気を盛り上げ切れていない感じもありましたが、それだけではない様な気もします。
そして最終回にいままでもやもやしていた謎が一気に晴れます。
なんとな~くたらたらと観ていましたが、具体的に4話と最終話だけ凄く面白かった気がしてしまいます。
こういう遠未来を描くのは本当に難しいものだと思います。現代の我々の思考というのはこれまでの歴史に裏打ちされた感性が教育によって当然あるべきものとして刷り込まれたものであるので、遥か過去の常識というものとは大きくギャップがあるのも当然至極と言えます。この物語に違和感を感じるのは当たり前。そこを自分の想像力で補う姿勢をもって観ないと躓くかもしれません。
愚かでひねくれ者の私は、その辺で「何かおかしくね?」って思いながら見続けていて、中盤くらいにやっと気が付いた感じでした。
とりあえず最終話まで観ないと意味がないと感じる作品でした。