入杵(イリキ) さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ハーレムラヴコメだが少々シリアスが入りすぎたかな・・・
橘公司の「デート・ア・ライブ」(富士見ファンタジア文庫)を原作に制作された本作はSFラヴコメのようである。
作画は大変芳しく、キャラクターも申し分ない。
あらすじ
{netabare}
謎の生命体・精霊の出現により起こる大災害・空間震が発生するようになって約30年が経った世界。妹と2人暮らしの高校生・五河士道は、人間に絶望する1人の精霊と出会う。そして、妹・琴里から、自分が精霊と交渉して、世界と精霊両方を救う存在であることを知らされる。しかし、その方法は「精霊とデートして、デレさせる」という、とんでもないものだった。
{/netabare}
感想
始めはSF作品と思って観ていたので、設定に疑問な点が多く、評価はあまり高く無かったものの、2話以降、ラヴコメだということが分かって見方が一変した。
途方も無く荒唐無稽な設定は、ハーレムラヴコメの為のご愛嬌ということで批判はしない。初期はギャグが多く、十香や折紙など可愛いキャラの少し度の過ぎた主人公へのアピールにニヤニヤしていた。特に荒唐無稽で現実味の無いデートでの三択は、
神無月(子安)のギャグ炸裂のお陰もあり、楽しく見られた。
もう少し主人公が主体的に行動したり、ハーレムを構成するにしても主人公と女の子のニヤニヤ出来る掛け合いを重視したりして欲しかった。
また終盤のシリアス展開は蛇足では無いにしても、時期尚早なのではないか。もう少し考えて欲しかった。
総評
設定に難ありで、兎に角設定を気にしていると楽しむことが出来るとは到底思えない。キャラ萌え重視の人は見ても良いと思う。