ちゃんもり さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
人生という冒険は続く。
ちょっとだけあらすじ。
日本のどこかの南の島、南十字島。
島の地下深くの古代遺跡に眠る「サイバディ」と呼ばれる
人型兵器とそれを封印する4人の巫女。しかし、遺跡では
サイバディを覚醒すべく「綺羅星十字団」なる組織が暗躍する。
ある夜、巫女のひとり、アゲマキワコとその許嫁、
シンドウスガタの前に、一人の少年が漂流してくる。
ツナシタクトと名乗る少年の胸には、ひとつのシルシが
刻まれていたんじゃよ。あ、それロン。
前から気にはなってた本作ですが、ISが肌に合わなかった
影響でイケメンハーレムアニメはちょっとなぁ・・・と
敬遠してたんですよね。ところがどっこい、観てみたら
全然イヤな感じじゃなかった。
あにこれレビュー内でもけっこう評価別れてる印象でしたが、
個人的には「超名作」に数えて良いんじゃないかと思います。
成分的にはロボットバトル半分、学園生活半分って感じ
でしょーか。登場人物の人となりや背景、抱える秘密を
学園生活の方で徐々に明らかにしつつ、Bパートで
ロボットバトル、って感じでお話が展開していきます。
正直はじめは「魔女っ子モノじゃあるまいし毎回変身バンク
とかどうなのよ:」って思ってましたが、ここまでクォリティ
高いと観てて全然不快じゃないですね。
巫女の歌声に乗せて顕現するタウバーンが毎回毎回美しい!
戦闘自体はタクトさんが毎回何かしらの奇跡を起こして
サクッと終わらせてくれます。よく動くしエフェクトもきれいで
文句なし。ご都合主義?良いんですよ主人公なんだからw
バトルの尺は短めですがその分人物描写に時間割いて
くれてるのが個人的にはグッジョブb
4人の巫女の正体が徐々に明らかになっていくストーリー
展開もおもしろかったですね。少し拾いきれていない伏線も
あった気がしますが、まぁ許せる範囲だったかと。中盤にも
ちょいちょい重要なヤマを張ってくるので飽きずに最後まで
観れました。
そして圧巻のラストバトル!
うぉぉぉぉぉこれぞボンズ!アツイヤバイ!!!
こういうメカアクションものって細かくメカデザとかする
じゃないですか。設定とかでシバリ付けるじゃないですか。
けど最後はそういうの全部ぶっ飛ばしてノリと気合いで
やっちゃう感じ、すごく滾ってしまいますね。
最終回は完全に天元突破してましたよw
風景描写やCMのタイトルバックなど光りまくるデザイン
センス、OP、ED、挿入歌どれも良曲でCD買っても
絶対後悔しないレベル、声優陣(特に宮野さん福山さんの
ダブル主人公)の気合い入った演技など、細かいとこまで
ものすごいクォリテイを25話維持しきってる稀有な作品です。
惜しむらくは後日談ほしかった;
ワコがどっち選ぶかってのはまぁうやむやエンドで正解だったと
思いますが、3人でまた日常送ってる風景とか、サカナちゃんや
ミズノ・マリノのその後とか、止め絵でもいいから
あったらなぁ・・・と思います。
まぁ脳内再生されてるので問題ないかw
まどマギと言いシュタゲと言い、2010年は今思えば
すごい年だったんですね・・・