こたろう さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
少年漫画ってよくできてると素直に思う
原作はジャンプSQで連載の学園コメディ。
世界観は少年まんがらしいよくあるような設定です。
超絶ラッキーガールの主人公と、その異常な体質をなんとかしようとする貧乏神との戦い(?)を描いたお話。
作品の雰囲気はコメディというよりかなりギャグ寄り。
普段はおちゃらけてムチャクチャやってますが、締めるところはビシっと締めてちょっぴりシリアスも織り交ぜる内容。
軽快なテンポとハイテンションが楽しい作品です。
設定やキャラは実に漫画っぽいもの。
いい意味で、少年漫画の王道に忠実で、その範疇から外れることはありません。
常に明るくハイペースでノリノリ、パロディもふんだんに入っていますが解りやすく、間口は非常に広いです。あくまで笑いはハイテンションなドッタバタ劇が基本なので万人に優しいギャグになっています。
男も女も全員がお笑い担当、定番な変態の登場人物やお色気ネタもあり、奇抜ではない当たり前のギャグが、素直に面白いと言える内容。
キャラクター達も漫画っぽい豪快な性質です。
コメディーなのでストーリーとしての見所はあまりありません。
あえて言うなら、キャラ同士の人間関係を進展させるためのストーリー。主人公と貧乏神のいがみ合いから、それぞれが持つ気持ちの変化がストーリーと言えるでしょうか。(唯一そういうところがシリアスパートになります)
手を代え品を代えて、喧嘩する二人を取り巻くお話。
幸福だ不幸だと色々言ってますが、基本的に平和でコメディチックな世界観です。
主人公がなかなかキッツい性格していますが、それはそれで新鮮。
こういう性格じゃないと成り立たないお話なので、少々ヒネて可愛気がないのは仕方ないと割り切ってみないと鼻に付くかもしれません。
私自身、主人公として立っているイイキャラだとは思いますが、好感を抱いたり感情移入したりはできませんでした。
でも肉体的にはスッゴイ好みw
ナイスバディという設定のキャラなんかは世の中にはいっぱい居ますが、このコは妙にそれが際立っています。これぞナイスバディのお手本。
なんつーか、こう、肉付きの質感がエロイ。
リアルというわけではなく、胸のボリュームに見合った各所のラインが絶妙というか、付くべきところに肉がちゃんと付いて決しておデブというわけではない身体です。強調の仕方が巧妙なんでしょうね。
原作は青年向け少年誌のマンガ、こんなところへの拘りは高クオリティですね。
ともかく、直球で笑える良質のコメディとしての完成度が高い作品と言えるでしょう。
繰り返しになりますが、明るくノリがよく解りやすい内容は誰にでもウケる造りとなっています。
基本・王道、の底力。
万人にオススメです。