かしろん さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
戦隊モノ見る気分で
【折り返しまで見て訂正】
あらすじ{netabare}
チームラビッツ。学生で5人の少年少女で構成された軍事作戦用チーム。
個々の能力は高いものの協調性というものがなく演習の成績がイマイチでザンネン5とも呼ばれている。
そんな5人にいきなり指令が下る。
最前線に向かい撤退戦の援護をすること。
かくしていきなり与えられたアッシュに乗り5人は出撃するのだった。{/netabare}
オリジナルロボットアニメ。
刀語やヨルムンガンドの元永慶太郎が監督、ガンダムSEEDの平井久司がキャラデザ、けいおん!やガールズ&パンツァーの吉田玲子がシリーズ構成となっている。
パチ屋フィールズがアニメに本格参戦、という捉え方で良いのかなぁ?
以下感想{netabare}
1話感想{netabare}
1話は非常に分かりやすい内容。意外性やギャップが無いベタ内容なので少々ダルい。
個々の能力が高いけど協調性に欠くやつらがいて、いきなり危機的場面に出撃させられて、期待以上の戦果を上げて、上官が意味有りげにその戦果にニヤリ、みたいな実に有りがちでベタベタな内容。
最前線基地に何で民間人がいるのか、まず撤退させるのは民間人じゃないのか?という根本的な疑問もあるが、その辺のことを気にする内容なのかどうかの判別がつき辛い。
命令違反をしてる彼らを英雄扱いする肩肘張らずに見れるバカ内容にするのか、ちゃんと彼らを罰した上でしっかりと話を展開していく骨太な内容なのか。
はてさて、どちらに転がすやら。{/netabare}
2話感想{netabare}
はてさて、上で書いたが、撤退命令無視したことなんか無かったことになってた。
これでストーリーの方向性が見えた。単純なヒーローものを見る気でいれば良いのか。
普通なら
・「命令無視が自分や味方の命を危険に晒し、より大きな被害を生むことがある」みたく撤退命令無視したことを叱責された上で、よく帰ってきたと涙を流しながら抱きしめられる
・勲章受章やインタビュー受けながらも、叱責された内容が心に引っかかる
・助けた人から有難うと感謝されて「撤退命令無視したことは悪かったが、助けたことは間違ってなかった」と確信を得る
みたいな流れにするだろう。
2話の流れではただのやったもん勝ちになってしまうし、これから指揮官のいうこと聞かないだろうしね。
まぁ、心の変化とか、最前線基地に民間人を残したのはチームラビットの能力覚醒のためにわざととか、そういうストーリーを描くような気はないんだろうな。{/netabare}
折り返しまで見て{netabare}
上の感想を踏まえた上で、真面目に戦略戦術とか人間模様とかを期待せずに子供でも分かる単純ドカーンバカーンな物語として楽しめばよいのか、と理解できたので、3話以降はなかなかに楽しめた。
あの夏で待ってるみたいな一方通行恋愛模様は楽しいなぁとか、人間の戦ってた相手は実は人間ってありきたりだけどむしろ相手側が元祖って設定良いなぁとか。
物語進行も一個の作戦をクリアしては、はい次、とミッションクリア型アクションゲームのノリだし、テンポもよく見飽きない感じ。
赤が主人公で青がクールで黄がオチャラケでピンクがお色気担当とちょいと昔の戦隊モノに有りがち設定だし、敵ボスがライバル的扱いとか、ダメなやつが上司とか、人物配置も分かりやすい。
過去の記憶を消されてる、とかダークな部分も良いスパイスになっている。
はてさて、意外と楽しめてるこの作品。どうスパートを掛けてくれることやら。{/netabare}
物語:構えること無く、軽い戦隊モノを見るノリでお気楽に見ると調度良い。突っ込みどころも多いが、良いテンポと軽さで受け流しやすい。
作画:戦闘シーンが熱く格好良いので、物語の軽さを支えれている。
登場ロボも個性があって良い、格好良いかどうかは別として。
キャラの崩しにもさすがに慣れた。
声優:悪くは無いがグッとくるものも無い。
音楽:OPEDとも石川智晶作詞作曲担当。らしいなぁ、って感じ。
BGMがちょいと五月蝿く感じる場面もある。
キャラ:鈍感主人公にそれに気があるヒロイン1にヒロイン1に気があるハンサム君にとキャラ設定も理解しやすい。
ケイが良い娘です。えぇ、良い娘です。{/netabare}
2話終了時点でここまで楽しめるとは思ってなかった。
後半も分かりやすい物語に徹して欲しい。