ひげ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
アニメ業界に変革をもたらす希望の華か、エヴァの時代からきた徒華か・・
視聴終了
せっかくロトスコープなる技術を使っているのに、同じ、同じようなカット、画が多いんです。
若い演者さんの未熟さも補えていません。
主人公の表情とかすべて同じにみえてしまって・・。
7話がよかっただけに、TVアニメで使う技術としては
ちょっと無理があったのでしょうか。
アマチュアでもここまで簡単に作れるソフト出回るレベルになればあるいは・・。
声優さんは文句なしにすごかったんですけど。
主人公は・・大人の事情かな。
7話まで。
10年前のスパイダーマンという映画をご存知だろうか。
待望の映画化だったが、テロのせいだったかな?うっかりあのビルに登ったったばかりに製作がとまったけど無事公開。
喜び勇んで観にいった内容は満足!!そうヒロイン以外は・・。とにかく観ててむかつくんです、あの映画・・。
あれの悲劇の再来かと思う第一話だったんですけど。
原作は可愛いヒロインに『もっと罵ってください!!』っていいたくなる?ある意味ネタ、イロモノなんですけんど。
アニメ版は酷い・・・。製作からの煽り、狙いなんだとおもけど、ハラタツ、キモイ。炎上商法ですこれ。
根幹のお話も要は涼宮ハルヒ的なもので、みんなの憧れ朝倉さんを眺めてたら、クラスの後ろの席の可愛いけど痛すぎるあの子が座ってて、体操着拾ったのみられて、裏連れてかれて・・冒険でしょ?でしょ?です。
このように、女の子に罵られトライアングラー状態、タガをひとつずつ外されながら輝かしいネクストステージへ駆け上がっていくストーリー。
思春期の自我同一性という中二病の話であるのだけど、どんどんぶっとんでく・・。
こんな作品をアニメでやると完全に置きにいってるだけになると考えたか。
原作がやっぱり至高なわけで。
いや・・むしろ本当は実写版がやりたい、思い通りの演技をさせるためにアニメとくっついてしまえなんだろう。
明らかにアニメというよりは、深夜ドラマ。単館映画。
中学生のキャラたちなので演技力、道徳的に問題のあるセリフはプロの声優にガツンとやっていただこうと。
実際声優さんくそうまい。マジでうまい。
そうかんがえると、ある意味これ特撮と考えるべきかもしれん・・。
カクカク動画、テンポとか12話の縛りというオトナの都合、予算的な問題かもしれませんが正直タルい。動かないし、なんか気持ち悪い、でもかなり面白いです。
7話で作画の鬱憤をみごとに晴らす。ちょっと感動したのです。
そんで、問題となった原作とまったくビジュアルが違う残念なヒロインにだんだんのめりこんでいきます。
ここ肝心でしょと。
ナカムラさんのキャラを把握していくと視聴者も一緒に惚れこんでいって道をふみはずしていく錯覚。。
プロ声優の力か、作品の力か、どうやらスパイダーマンとは違うようです。
まぁヒロインの作画自体がどんどん修正されてるんですけどね・・。
1話視聴
連載時から『クソムシ』発言がとっても有名な本作。
個人的に本家はGAのミントさんだと思う。
そんなエヴァ終了前後、90年代から2000年前後あたりを思わせる作風。
おしなべてしまえば我々のオッサン世代の『中二病でも恋がしたい』
度肝を抜かれるのはいろいろなとこでいわれるように、原作の絵とまったく違う、リアル風味な作画。
見る限り、実写で1本ドラマとってそれを加工してアニメを乗っけるような製作方法だと思います。
CMとかではあったとおもうし、ゲームのムービーでも見かけますけどTVシリーズでははじめて?
実写映画やアニメがデジタル、CGで作られるようになって数年、フィルムに映像を焼き付けて流すという行為から、両者の境界線があいまいになるであろうといわれ。。ついに。
アニメーションがアニメーションっていったいなんだと考え出してしまうという、旧エヴァから続くちょっと前衛的でアートな内容。美大生とかが食いつきそう・・。
楽しみなのはこの手法が確立させると、見るに耐え兼ねない一部のTV実写ドラマも、スポンサー、タレント(美化されるからかなりのメリット)、ファンが納得できる落としどころで製作できるようになるのか?
G力さんゴリおしので絶望しかない世の中を救済する可能性を秘めているのか。G力さん使った場合、声優も変えるべきだと思うけどね!
アニメオタレビュー的なとこだと、日笠さんと飛田さんの演技力がすごすぎる・・・。
アニメとしてみると実写ベースからくるカット、カメラワークの問題からか、右から読む漫画を左から無理やり読まされてるような気持ち悪さは否めない・・。
みもふたもないけど、お話の内容は置いといてこの映像技術が、新たなスタンダードになれるのかどうか、そこが見所かも・・・。