「コードギアス 亡国のアキト 第1章「翼竜は舞い降りた」(アニメ映画)」

総合得点
70.1
感想・評価
810
棚に入れた
4905
ランキング
1647
★★★★☆ 3.7 (810)
物語
3.6
作画
4.0
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.6

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ネタバレ

りんのす さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

geassファンだが・・・

タイトル通り、私はCODE GEASSファンで「反逆のルルーシュ」2作品は私の好きなアニメナンバー1なので「亡国のアキト」(以下アキト)公開は率直に嬉しかった。
未だにgeassを超えるアニメはないとも思っている。
それだから期待が大きかったのかもしれない。
ただ、それを差し引いても1章単体では物語としても魅力を感じることができなかった。

まず、アキトはコードギアスの予備知識なしに見て楽しめるものか?と聞かれればNOである。
前知識を持っていなければ物語についていくことすら厳しいと思う。
ただこれはCODE GEASS作品であるからよしとしよう。

次に映像面
ナイトメア等の3DCGと背景の2Dのバランスが明らかにおかしい。メカは細部までこだわっているのだろうが浮いてしまっている。ナイトメアの動きが良い評価を受けているようだが動きだけで、全体とのバランスを考えて作られたのか甚だ疑問である。ナイトメアの動きも、代々木アニメーション学院の旧CMの出来の方がよいのでは?と感じるところが多々あった。
劇場で放映するものなのに背景の手抜きが酷いように思われる。
キャラクターの作画はさほど気にならなかった。

声優
主演の入野自由、坂本真綾は私も他作品では好きな声優ではある。しかし、入野は残酷さ(キャラの表情から)を表現しようとしても演技がキャラとマッチしていないし、キャラクターのせいにも思うが坂本も何をしたいのかよくわからない。
見返していないので細かくは見ていないがサブキャラクターで違和感を覚えたのは森久保祥太郎のキャラの声。
森久保はff7で特に好感の持てた声優だったが、なぜそのキャラクターに?というのが正直な感想。


音楽
「反逆のルルーシュ」と比較してしまうと良い点が見当たらない、しかし別段気になるところはなかった。
強いて言うならEDの坂本真綾の曲。坂本はあそこまで歌が下手だっただろうか。
菅野よう子と坂本のタッグなのにと残念でならない。


全4章の作品であるから1章では物語をさほど展開できないのかもしれないが、それにしても物語の進展がなく駄作としか言いようがない。
もう少し見せ場やキャラクターの魅力がほしい。
よく50分もったなという感想。間に間延びさせた箇所もあり本当に劇場化した意味はあったのだろうか?
次回予告で前作のファンに申し訳程度にスザク、C2を出したようにしか思えない。

監督、構成、脚本が「反逆のルルーシュ」とは違うのである程度覚悟はしていたが、geassファンとしてはこれ以上駄作を生んで綺麗に幕を閉じたアニメCODE GEASSを汚さないで欲しいと願うばかりだ。
C2,スザクが次回以降出てくるようであり、1章は全く違うCODE GEASSとして見ていたが(内容も改変されている点がある為)それすらあやふやにならないかと2章以降が心配である。

2章公開延期が、良い作品を生む為の時間と思い次作を待ちたい。


今回の評価はgeassファンとして今後に期待の意味も含め、甘めにした。

投稿 : 2013/04/09
閲覧 : 231
サンキュー:

2

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