退会済のユーザー さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.0
状態:観終わった
面白みに欠けた。
やや過度にネタバレ気味。
ロボ作りに情熱を傾けるロボ部の青春、影で蠢く陰謀・現実味を帯びてくる都市伝説が徐々に交錯していく・・・と書くと結構面白そうではあるが、ぶっちゃけ面白くはなかった。
ずっと伏線を張り続ける展開が長く続くと、それに見合った衝撃展開が期待される。終盤こそ盛り上がりはしたが、遅すぎた上に期待以上ではなかったというところ。
言ってしまえば、オタク達が熱血ロボアニメをリアルで実現するお話です。
少し違うが「20世紀少年」にイメージは近いかなと思います。しかし・・・発想は面白いと思うんですけど、変にこじんまりとしてる割に粗が非常に多く、振り返ってみると前半からの積み重ねがかなり不足している。
まずロボ部がみんなでロボ作っている描写がほとんどない。
みんなで作った!とか言われてもそこまで熱意を持っていたのはヒロインぐらいに見えてしまう。まぁそのヒロインも熱意だけで実際何かやってる様子もほとんど無かったし、結局よく分からんモノポールとJAXAのコネでなんとかなったようなものだ。
主人公カイは特にロボ作りには消極的で、単独で君島レポートばかり追いかけていた。
しかも君島レポートに執着してる描写も薄く、考察しようともせず、暇があったら格ゲーやってる始末。彼が能動的に動かないと話が進展しないんだけど、前半はやれやれ言ってるだけなので面白くない。ロボ作りに情熱を傾ける青春劇としても、君島レポートの謎を追うミステリーとしても中途半端。
カイをどちらかに没頭させておけば、それなりに面白かったと思うけど、そういう人物設定じゃないからなぁ・・・・わざとそうしてるんだろうけど、ヤレヤレ系主人公カイ君はサスペンスにおいては主役向きじゃない。「ギルバラで勝てたらね」とかほざきよるし、だったらロボ部に出てくんなよ。そんな主人公終盤にて積極的行動に起こすわけだから、成長はしていたと思う・・・
しかしまぁ終盤は終盤はちょっとお前ありえねーだろってことが多すぎて、やや不快な点が多かった。それをぶっちぎる超展開でも用意されていれば良かったんだが、超展開というよりどちらかと言えば予定調和を見えてしまい、単純にエンターテイメントとしての面白みに欠けたかなと思います。