ほるん吹き さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
夢がいつ叶うかなんて分からなくても、それを追い続けるだけで人は成長できる!
待ちに待った花いろ劇場版!ちなみに来場特典でもらえる色紙のキャラは結名さんでした。
「おはなちゃーん!」とか聞こえてきそうな、何か叫んでいる(囁いている?)お姿です。
全国公開からまだ一週間、朝一とはいえ劇場がガラガラだったのはちょっと寂しい…。(さいたま)
ゆっくり観られて良かったですけど。
時系列的にはぼんぼり祭りを後に控えた本編終盤で、緒花父と母の出会いの回想、なこちファミリーの家庭問題などがメインのストーリー。
それでは本編の感想をグダグダと。
巴さんのいきおくれネタ、蓮さんの萌えキャラネタは本編よりさらに増量w この二人はもうその路線でいくしかないのでしょうかw
本編ではなこちのある一言で、自分のハードボイルド路線に疑問を感じ始めた蓮さんでしたが、劇場版でも結名さんの悪気はないある一言でさらに揺らいでいきます。結名さん、罪な女ですw
巴さん&蓮さんの独身コンビ結構好きなんですよねw この二人くっつかないかな~(蓮さんには悪いけどw)
結名さんの自由度もさらにアップ。さんざん人を振り回して迷惑かけっぱなしかと思いきや、いざというとき機転を利かせた行動をとったり、人が気づかないような事に気づいたり、相変わらずの「何か持ってる」オーラを感じました。
何だかんだいい女将さんになれるんじゃないですか(適当w)。結名さん将来は安泰だと思います!
そして板場では、みんちがミスして、徹さんが叱るといういつもの風景。みんちがまだまだ半人前というのもありますが、相変わらず徹さんは厳しい~。みんちはそれで満足しているからいいけど、私だったら絶対に心折れてますw
でも板前としての心得というか、本当に大切なことは敢えて言わない。
ヒントは与えるものの答えは自分で気づかせようとするのが徹さん流の育て方(買いかぶり過ぎかな?本人全く無意識だと思うし…)。
それがみんちには凄く効果的で、その目に見えない「メッセージ」を受け取って着実に成長し続けているように思えました。
(みんちがいずれ一人前になったら弟子をもつこともあると思います。そしたら徹さん以上に厳しそうですねw 毎日罵声をあびさせられるなんてうらやま…可愛そうです!)
押水ファミリー
主役級の活躍だったなこち。家族思いのその姿は、作品中最も母親らしいキャラです。
わがままばっかり言っているなこちの弟、妹ですが、なこちに対して気遣う場面も。
疲れているのに寝かしつけようとしてくれているなこちに対して、寝たふりして気遣う妹が健気でした。
考ちゃんはあんまり出番なかったから、考ちゃんファンには少し物足りない作品かも?(そんなにいないかw)
今では完璧な仕事ぶりをみせる御花母や蓮さんも、過去ではもがき苦しんでいたというシーンも。みんな普通の人間で良かったですw きっと女将さんだって昔はそうなのでしょう。
最初から一人前の人なんていないのだから、緒花やみんちがまだ半人前なのは当たり前。
大事なのは夢を持ち続けてそれに向かってぼんぼっていくこと。それによって成長できることを大人たちが証明してきています。
二人ともそれが出来ているから、将来の心配はありませんね。
今回は追加エピソードという事でしたが、できれば本編その後のストーリーや、女将さんの若かりし頃のエピソードなどを2期でも劇場版でもいいから観てみたいです。