無料勇者 さんの感想・評価
3.4
物語 : 5.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
だんだん面白くなるストーリー最高!
前半は流して見てたけど、{netabare}バケネズミとの戦い{/netabare}のあたりから急に面白くなった
キャラとか作画とか、そんなに好きなタイプじゃないから、総合点低くなっちゃうけど、文句なしに面白い
ちなみに途中で{netabare}作画が崩れるの{/netabare}は、わざとそうしているそうですよ
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さて、その後原作を読んだので、感想を追記します
この話の味噌は、人類が獲得した超能力ー呪力が、{netabare}生物の種の多様性にまで影響を与え、現代とは異世界、まるで別の惑星かのように、世の中を変えてしまっている{/netabare}ところにあると思う
特に{netabare}バケネズミ{/netabare}の正体が{netabare}遺伝子操作された人間{/netabare}というのが…
呪力という強力な力を手にした後、人類が、世界が、どのように数奇な運命を辿って行くのかを、強力な想像力と、説得力で描いている
アニメを見たのであれば、アニメで細かく語られなかった部分を埋める意味で、原作を読まないのはもったいない
原作は上下巻あわせて1000ページにも及ぶので、なかなか読むのも大変だけど、その価値は十分にあった
伏線を反芻し噛みしめるためにも、二度、三度、見返し、読み返ししたい
もちろん、二度目は{netabare}野狐丸{/netabare}の視点で見ると面白いんじゃないかと思う
原作を読んで新たにわかったこと(アニメちゃんと見れてなかっただけかもしてないけど):{netabare}この話は悪鬼出現の事件10年後、倫理委員会の議長になった早希によって書かれた手記であり、さらに1000年後に向けて書かれている
戦いの最後のベースになっているのは、囲碁のように緻密な戦略で、野狐丸+悪鬼、早希たち+奇狼丸という、異種同士の組み合わせによる、まるでジャンケン3回勝負でどう勝つかのような話だった
まあ、単純化するとそんな感じ{/netabare}