もずくず さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
地震の怖さを改めて痛感させてくれるアニメです。
首都直下型地震を想定されて制作されたアニメです。
言わずと知れたノイタミナ作品。
震災後に視聴しました。
{netabare}
あの東北大震災を彷彿とさせるような映像展開。
実は、東北大震災を経験していたりするので、なおさら感情移入しました。
登場人物は、お台場に遊びに来ていた兄弟と、小さなお子さんをもつシングルマザー。
3人は数奇な運命を共に、目的地を目指します。
・まずリアリティのある部分抜粋ですが、
余震の怖さ。
これにつきますね。
地震の怖いところは、余震です。
直撃した後、いつ起こるかわからないという気持ちになり、本当に夜もおちおち寝ることができません。
それからもう一つは2次災害。
火事、事故などいろいろありますが、一番怖いのはストレスです。
余震に怯えながら生活し、食べ物もない。この先どうなるのかという不安と毎日直面します。
家族、友達も大丈夫かどうかということを考え、なおさら、ストレスがたまります。
実際にストレスがたまって心の病にかかっている人をたくさん見てきました。
人もたくさん死ぬ。当たり前に想定されている内容ではありますが、非常にリアルに描かれています。
首都直下型で起こると増えるのが、交通機関のマヒによる帰宅困難者です。
実際に2年前にも首都圏では人であふれ、徒歩で帰宅するといったこともしばしば・・。
人の波にもまれて、死ぬなんてのもありえますしね。
私は3日間電気、水道、ガスが使えませんでした。
近くのコンビニが営業を再開するのに1か月以上かかりました。まだ恵まれているほうだと思います。
アニメからかなり脱線してしまいましたが・・・・。
地震の恐怖を再認識させてくれる映画です。
地震は経験しないとわからないといいますが、時間がたつと、人の感覚は鈍るものですが、多くの人のこのアニメを見て、今一度考えなおしてほしいものですね・・。
かなり強いメッセージが込められていました。