モヤモヤ さんの感想・評価
2.6
物語 : 1.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
中だるみ感が拭えない作品
皆スペックは高いものの個性が強すぎて友達がいない人達。
そんな人達が「隣人部」なるものを創設し友達を作ろうじゃないかというストーリーのアニメです。
1期と変わらない悪ノリは面白かったです。ゲロを吐き、ヒロインをイジり倒し、部室を私物化し…悪ノリは1期より更に増した感がありました。
また、小鷹と肉が付き合うのか、恋は進展するのかという周囲の期待を焦らす展開はもどかしいけども「はがない」らしくて良かったと思います。
ただ、シナリオ構成は酷かったように思えます。
まず、第一にヒロインのスポットの当て方が偏りすぎているところ。2期で脚光を浴びたのは理科と星奈でしたが、その他のヒロインはかなり置いてけぼりを喰らっていました。3期に向けての布石にしても、2期単体で見たらバランスは悪かったように思えます。
第二に友達を作るという当初の目的が霞んでしまっているところ。キャラの性格の悪さや奇人変人っぷりこそが友達のいない理由であり、それを改善するべく奮闘する姿が1期では見られましたが、2期はただ悪ノリと恋愛をするだけでシナリオが淡白に見えました。
そして、極めつけは「なんだって?」で済ませてしまうワンパターンな展開です。この「なんだって?」も原作者は悪ノリの一つとしているようですが、展開にあまりにひねりが無くてガッカリでした。ラノベにしてもここまで安っぽい演出で良いのかよという思いでした。
日曜の張本さんのように「喝!」と叫びたくなってしまう終盤でした。