モヤモヤ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
男子高校生4人が送る青春釣りアニメ
「つり球」はノイタミナのオリジナルアニメーション。
江ノ島に引っ越してきた高校生の真田ユキが仲間達と釣りの技術や人間性を磨いていく青春釣りアニメです。
釣りアニメなんて、「釣りキチ三平」と「スーパーフィッシング グランダー武蔵」以来でしょうか。
何を隠そう私も磯釣りが好きで、江ノ島や大磯などによく釣りに行くのでPVを見た時から、その設定だけで今期No.1アニメだと確信しました。
序盤は自称宇宙人やインド人高校生など個性的なキャラに戸惑いを隠せませんでした。
しかし、しっかりとした作りに徐々に引き込まれます。
まず釣りの技術的な要素や道具などは、今までのアニメにないくらいしっかりと描かれています。
キャストの方法やルアー選びなど釣りをする人が観ていても安心感があります。
それもそのはず、この作品はルアーフィッシング雑誌の重鎮「ルアーマガジンSALT」の編集部が番組協力をしているのです。
そのため初心者にも分かりやすいように釣りの手引きをしていたりと、釣りを知らない人でもすんなりストーリーに入ることができます。
肝心のストーリーもホロリとさせてくれます。
私自身、悩んだ時や辛い思いをした時は、ぼーっと魚を待ちながら海を眺めたり、ただ黙々と釣りに没頭することで幾度となく癒されてきました。
釣りが趣味の人はこの作品を通して色々と共感できるのではないでしょうか。
「つり球」はそんな釣りの良さをうまくストーリーに混ぜ込んでいました。
OPとEDも良いですね。特にスピッツの名曲「空も飛べるはず」をカバーしたEDは作品の爽やかさを引き出してますよ。