「花咲くいろは HOME SWEET HOME(アニメ映画)」

総合得点
81.1
感想・評価
1286
棚に入れた
7261
ランキング
422
★★★★★ 4.1 (1286)
物語
4.0
作画
4.2
声優
4.0
音楽
3.9
キャラ
4.1

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けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

語られることの無かった“もうひとぼんぼり” と もうひとりの花いろヒロイン

「日曜夜10時の朝ドラ」こと『花咲くいろは』の外伝的エピソードの完全新作劇場作品


たぶん縁(支配人)と崇子さんのラブラブっぷりや豆じいが普通に仕事をしている様子から察するにはテレビシリーズで言うところの第21~23話の間のどこかにあたる思われます


前半では次郎丸がいつぞやのエロ小説をガキンチョ相手に売り込んだり、吉翠荘に結名が女将修行に訪れたりとドタバタコメディで愉快に楽しませてくれます


しかしひょんなことから豆じいの業務日誌の中で母、皐月の青春時代の様子を見つけた御花ちゃん
皐月とスイ、母と祖母の間で一体何があったのか?
そして日誌の中から薄っすらと見えてきた母と死別した父親との馴れ初め
呆れかえることの多かった皐月のことを、実は何も知らなかったと再認識する御花ちゃんは、皐月が過ごした青春を想像し想い耽る


そんな矢先に吉翠荘で停電騒ぎが、さらに菜子ちの幼い妹が家を飛び出してしまったという事件が起きて・・・










旅館、という少し特異な舞台装置の上でアットホームドラマを繰り広げてきた『花いろ』らしさを掘り下げるエピソードになってます
特にそれぞれのヒロインの個性を依然として光らせつつも、テレビシリーズでは深く語れなかった“皐月の青春時代と亡き父の姿”、うやむやになったままだった菜子ちこと“押水家の家庭事情”をココで一気に救い上げてくれたのはシリーズのファンにとっては感涙モノです


特に御花ちゃんが「菜子ち=理想の母」「菜子ちの妹=自分の子供時代」をオーバーラップさせるシークエンスはキャスト渾身の“泣きの演技”もあいまって目頭が熱くなりますぇ(;△;)
菜子ちの妹を演じた慶長佑香さんも公式サイトのメインキャストにクレジットされてない端役なのに素晴らしい名演技!
今後のご活躍に期待していますd(^^)


テレビシリーズに引き続き「学生時代の皐月=伊藤かな恵」「若かりし頃のスイ=本田貴子」とキャストが一世代若返りする仕様の上に、「現代」「御花ちゃんの過去」「皐月の過去」と時系列が次々とクロスオーバーする場面転換のため初見さんはほとんどお断りな内容w
(特に考ちゃんの存在とかたぶんイマイチピンと来ないと思われw)


さて、皐月の話だとか押水家の話だとか散々書いてみましたが【我らが姫=民子さま】もオイシイ役どころでしたねw
みんち党派の方(オイラ)もご納得w
そしてラストでは御花ちゃん命名の由来が明かされ・・・とまあ暖かな締めくくり
良質なファンムービーでした









結ナーには申し訳ないんですが誰か来場者プレゼントの色紙をみんちとトレードしておくれ(爆

投稿 : 2013/04/03
閲覧 : 469
サンキュー:

32

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