ラスコーリニコフ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
鎖部左門の事件簿
イケメン二人が出て来た時点で、見る作品間違えたかなーと思った
が、ここ最近見た中で一番ハマった気がする。続きが気になって、
見るのが止まらず、無計画な徹夜をする事になり後で困った。
まず、話をどんどん引っくり返し、ぶっ飛ばしていくという作品の
性質的にゴリ押しの最後になると思っていたのだが、余裕を持って
上手くまとめた事を評価したい。
有名で凄い売れた作品でも、最後が「一話か二話足りねぇかなー」
「せめてあと15分」ってのがよくあるし、イミフな巨大な剣が出て
来た時、またこんなのかよ、もうダメだなと思ったが意外だった。
戦闘も非常に見応えあり、ここ最近バトルがハズレのアニメを引いて
いない気がするが、全体的に質が上がっているのか、単に運が良いの
か、俺の目が衰えているのか自分ではちょっと判断できない。
これ引用アニメらしいけど、シェイクスピアのハムレットとあらし
(テンペスト)は過去に読んだ事があったものの、世界の関節~
以外の引用っぽい台詞は全く記憶に無い上に、復讐劇だったという
事すらも忘れていたんで、新鮮な気持ちで見れた気がする。
あとは、引用よりも厨二台詞、ネタ台詞のの方が印象に残っており、
両方共かなりハイセンスだったと思う。
気になったキャラについて
・鎖部左門(小山力也)
超ハイクオリティなオーバーアクション、この作品の最大の功績は
間違いなく彼にあるだろう。彼がいたからこそ、作品がダレない、
ひっくり返しやぶっ飛ばしが、視聴者により大きな衝撃を与える事
になったはず。
別にね、事件が大した事である必要は無い。登場人物や観衆が
「な、何ぃ!?」「そんなバカな・・!?」になってりゃ、自然と
話は面白くなって来るんで、それこそジョジョやカイジなんで、
左門のような美味しいキャラはもっとアニメに増やしていくべき。
ニコに絶対あると思ったけど
絶望のテンパリスト 左門さんぐにゃぐにゃぁ
やっぱりあった。作中で一番インパクト強い場面がここだと思う。
・星村 潤一郎
あまり笑わせんなよw彼が画面に出ているだけで、笑いが込み上げ
て来る。達人設定なのも良かった。MAD探したけどないのかよ、残念。
・エヴァンジェリン山本
名前からして狙い過ぎなんで、あまり突っ込みたくない。真面目に
作ってあるのかネタ押しなのかよく分からないという、作品に独特
な空気を齎した1人で、左門程では無いが中々良い仕事をした。
・鎖部 葉風
見始めた直後、まおゆうの魔王が出ていやがる・・と思っていた
のだが、後で調べると声優が違う(沢城みゆきはまおゆうの女騎士)
し、単に見た目が少し似ていただけだった。
・不破 愛花
花澤香菜な事は調べるまで気付かず。こいつ絡みの回想が多過ぎて、
徹夜で見ていた為に眠くなる原因にもなったが、ビルの屋上で葉風が
こいつに話しかけられた時一気に目が覚め、寝るのを諦めた。
最後の全裸発言には不覚にも思いっきり釣られた訳だが、あれはタイ
ミングが絶妙だったと思う。
・主役らしきイケメン二人
多分、腐人気も左門に持っていかれてるだろうし、最後は空気。脇役
が濃過ぎなせいもあるだろうが、もうちょい何かが欲しかった。