やっぱり!!のり塩 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
お気に入り作品!!
非常に楽しめる作品でした。
2012年秋~2013年冬の間では一番の作品です。
物語の前半(9話目くらい)までは世界観や登場人物の
背景説明に徹した1話完結の物語になっており、ここらへん
は若干のっぺりした抑揚のない物語が多いため個人的には
星三つ程度のできです。
しかし友人が殺される衝撃の殺人シーンから最終回までの
中盤~後半にかけては、填島との怒涛の戦いが描かれており
どれも見逃せない物語ばかりでした。
(虚淵さんの脚本は本当に容赦ない…見逃せない)
Production.IGが製作している刑事ものであるため
社会や政治情勢とSF要素を旨くアレンジした攻殻機動隊の
様な物語を求めていましたが、この作品は良い意味で裏切っ
てくれました。
シビラシステムが作る社会安全と人の在り方の矛盾を
ベースにして、その上で描かれる填島の犯罪衝動、狡噛
などの公安局メンバーの犯人確保や復讐を遂げるための
情熱や葛藤、それらに圧倒されながらもの成長を遂げて
いく常守監視官の物語は胸を熱くしてくれました。
またシャレオツなOP/EDの構成やテーマ曲も魅力的です。
続編を大いに期待します!!