nani-kore さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
全く期待していなかったのに、うっかり感動してしまった;;
私にとってこの「〇物語」シリーズは、深夜にまったり楽しむちょっとHな青春怪談アニメであり、週末の夜を楽しむスナック菓子程度の作品であった。
だから、テレビの故障でテレビ東京が観られなくなった時も、強いてリアルタイムで追いかける事もなかったのである。
お天気が悪くて何だか気が滅入る今週末、気分に合わせてまったりとしたアニメを楽しもうと、本作「猫物語(黒)」を鑑賞した。
セオリー通り、兄と妹の軽快なギャグで物語はスタートする。
笑いを堪え切れないギャグと、さりげなさを装ったエロには磨きがかかり、笑いながらもなかなか深い言葉のやり取りは秀逸だ。
今回のヒロインは、真面目で不気味なほど善人な委員長、羽川さん。
実は巨乳で、制服の下の黒い(時々赤!)レースの下着が、ぎょっとするほどアダルトだったりする。
そんな彼女がセクシーランジェリーでダイナマイボディをご披露するのだから、男性視聴者にはもう堪らないだろう。
羽川さんに寄せるアララギくんの想い。。もう乙女である。
妹に指摘されるまでもなく、想いに気付く時から気持ちに整理をつけるまで、最初から最後まで、チョ~~乙女なのである。
そんなに乙女だったのか、アララギくんよ!?
優柔不断なお人好しで、スケベでマゾいハーレム王子なだけかと思っていたのに。。見直しつつも、ナンか更に情けない;
無感動に善人を振る舞う羽川さんの、深い心の闇と痛み。
それを知り、更に彼女を想う気持ちが止められない、アララギくんの乙女な愛、そして乙女な決別。。
最後に至っては、目頭が潤んでキュンとしてしまった;
夜のお菓子「〇物語」なんかに全く期待してなかったのに、うっかり感動してしまったのである;;
美麗な作画と秀逸なギャグ、これに感動が加わっては不意打ちもいいところだ。
どんどん進化するこのシリーズ、「猫物語(白)」も大いに楽しみである。
今度は期待しちゃうゾ♪
。。今度は裏切られたりして;
羽川さんの優しい声のOP、癒される感じでイイです♪