ローズ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
俺の彼女と幼なじみと元カノと婚約者がハーレムすぎる
幼なじみの病気を治すために医学部を志望し勉強に勤しんでいた季堂鋭太(きどう えいた)だが、ある日、学校で一番美人と言われている夏川真凉(なつかわ ますず)に告白されてしまう。
夏川としては、周囲から告白の申し出を断るための”偽装カップル”として鋭太を利用しようと考えていた。
恋愛に興味のない鋭太は交際の申し出を断ろうとしたが、鋭太が昔に書いた日記帳が夏川の手元にあり、渋々交際のフリをする事となる。
鋭太は、現・彼女の夏川真凉、幼なじみの春咲千和(はるさき ちわ)、中二病的な考えをする自称・元カノの秋篠姫香(あきしの ひめか)、学校の風紀委員である自称・婚約者の冬海愛衣(ふゆうみ あい)の4人から交際・結婚を迫られる事となった。
幼なじみの春咲千和・・・チワワ
自称・元カノの秋篠姫香・・・前髪パッツン子
自称・婚約者の冬海愛衣・・・ツン・デレ子
千和の場合、初めからあだ名として成立していましたが、姫香・愛衣のあだ名は鋭太の保護者の桐生冴子(きりゅう さえこ)によって命名されます。
『前髪パッツン子』という名前のセンスはいいですね。
自分のツボにハマりました。
夏川真凉だと、どんなあだ名になるのか、興味があるのですが^^
夏川の作った『自らを演出する乙女の会』、通称・自演乙の活動は女性としての魅力を引き出してモテまくりの人生を送れることを目的として作られましたが、結局は鋭太の取り合いの場になります。
終盤の合宿によって鋭太は選択と決断を迫られることとなりましたが、姫香には新しい設定を作られ、愛衣には婚姻届に捺印をしてしまい「愛衣ちゃん、大勝利!」と言われ、千和にはいきなりキスをされ、そのキスの場面を夏川に見られて・・・
これは修羅場なのかな?
本当の修羅場というのは、二股以上の掛け持ちをしていた彼女同士が鉢合わせて険悪なムードとなり、最悪のケースだと刃傷沙汰になります。
この作品は修羅場というより、ただのハーレム展開です。
ラブコメ、あるいはハーレムコメディー(?)の話が好きな人にとっては面白い作品になると思います。
恋愛に対して非常に鈍感な主人公が登場する作品よりも、本作品は主人公の鋭太が女性からのアプローチに気づいているので、そのような点では現実味があり評価できると思います。
学校一の美人、幼なじみ、元カノ、婚約者・・・・・
誰を選ぶのか選択権がある鋭太の立場は羨ましいです。
普通は男性の方から女性にアプローチしなければいけませんから。
(成功するかどうかは別の話です)
視聴する場合には、4人のヒロインの誰かを応援するか、鋭太に自己投影して好きなキャラと疑似恋愛をするという方法が一番良いように思います。
「愛衣ちゃん、大勝利!」という愛衣の豹変ぶりも好きなのですが、容姿・性格などは別にして、『前髪パッツン子』というあだ名の響きが好みなので、自分は秋篠姫香を選んでしまいます。
ただし、学校一の美人で尚且つ幼なじみでツンデレの新しい設定を作る、登場人物全ての要素を満たす人物が現れたら考え直すかもしれませんが・・・・・
修羅場が好きな人がいるとは思えませんが、ラブコメが好きな人にはおススメできる作品です。
OP曲
「Girlish Lover」
歌 自らを演出する乙女の会(赤﨑千夏・田村ゆかり・金元寿子・茅野愛衣)
声優さんをメインとしたアニソンらしい曲です。
ED曲
「W:Wonder tale」
歌 田村ゆかり
OP曲・ED曲を記載しようと考えたのは、このED曲があったからです。
かなり個人的な意見ですが、レベルが高いと思います。
目立たないですが効果的に使っているピアノ、リズムキープだけでなくメロディも弾いているベース、そして何よりバイオリンの音色を綺麗に使っています。
この曲のためにバイオリン奏者を呼ぶのは予算が厳しいのでキーボードのサンプリングなどで代用するのでしょうが、コンサートで聴いてみたいと思わせる曲です。