「たまこまーけっと(TVアニメ動画)」

総合得点
84.5
感想・評価
2638
棚に入れた
12399
ランキング
287
★★★★☆ 3.8 (2638)
物語
3.5
作画
4.1
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.8

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ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

うさぎ山純情商店街(酷評成分多めです)

人間の言葉を話すことができる鳥、デラ・モチマッヅイと『たまや』という店名の餅屋の娘である北白川たまこが出会い、うさぎ山商店街の人々や学校の友人を巻き込んで話が進んでいく、日常系と人情物を合わせたような作品。

京都アニメーション制作や『けいおん!』と同じスタッフで作られた作品ということで、視聴前から期待していました。
ただし、ハードルを上げた為もありますが、内容について少々消化不良の感があります。

京都をはじめ、関西では「餅屋」がメジャーな存在なのでしょうか?
”餅は餅屋”という言葉があるので餅屋自体の存在は否定しませんが、桜餅やかしわ餅などは和菓子屋の分野ではないか、という疑問がでてきます。
(信玄餅で有名な山梨の桔梗屋あたりだったら「餅屋」という設定ができると思うのですが・・・)
始めに鳥の名前(デラ・モチマッズイ)を決めてから餅屋の設定という事にしたのでしょうか。
名古屋弁の「デラ」=「とても」、モチマッズイという名前を合わせて、「とても餅はマズイ」という意味が先行していたように思えます。

たまこの学校の友人や商店街の店主など、色々な登場人物の特徴を活かして話を作ったほうが面白かったような気がするので、何だかもったいないです。

例えば、たまこの学校の友人で目測が得意な牧野かんな(まきの かんな)、髪型がアフロで少しふくよかな豆腐屋店主・清水富雄(しみず とみお)あたりの外見や性格を少し掘り下げるだけでも面白い話ができると思うのですが・・・

観終わった後の感想ですが、嫌味な鳥と餅推ししか頭に残りませんでいた。
この2つを主張したかったのであれば成功なのですが・・・・・


大福などのお菓子以外の純粋な餅ですが、自分は子供の頃から苦手で食べる気がしません。
殺傷能力の高い兵器である「餅」を好んで食べる人の思考が理解できません。
命を懸けてもいいくらい美味しい食べ物なのかなと疑問に思います。
(あくまで個人的な意見です。個人差があるので、餅が好物な人に対しては申し訳ない文章です。)


いくら京アニのスタッフに力があっても、原作のないオリジナルストーリーではダメだったのかなあと残念に思います。
しかし、この作品を糧にして、オリジナルストーリーでも面白い作品が作れることを期待しています。

京都アニメーションのオリジナルストーリーの出来が餅のように伸びるといいですね^^


【補足】
「北白川」という名字で、すぐに旧皇族の宮家を思い出してしまうのは職業病なのかな^^;

投稿 : 2013/04/12
閲覧 : 305
サンキュー:

32

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