Tnguc さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
【お気に入り】 閉鎖空間に渦巻く人間模様に人の本性が垣間見える
~
[物語の評価]★★★★☆
リヴァイアスという名の巨大宇宙船(ヴァイア艦)に取り残されてしまった子供達の群青劇がテーマ。
閉鎖空間という不安と緊張の中、ヴァイア艦同士による戦闘を加味させることで、より一層の緊張感が生まれている。
極限状態に置かれたことで、逃避する者、順応する者、成長する者、そして、壊れる者が現れる。
そうなってしまった経緯や本性はそれぞれのキャラクターの過去が起因している為、ドラマに不都合は感じさせない。
変化した子供達が交差する物語終盤はとくに盛り上がる。
[声優の評価]★★★★☆
白鳥哲(相葉昴治)の不安と不満が滲み出る声と桑島法子(蓬仙あおい)の泣きの演技が良い。
島田敏や保志総一郎、関智一など意外と豪華なキャスト。
経費削減なのか一人の声優が複数のサブキャラクターやモブを掛け持ちしていたのが残念。
野次を入れるモブ(ブルーや相葉祐希の声)で一気にギャグ化。
[キャラの評価]★★★☆☆
主人公と周りの人間、ツヴァイ、チーム・ブルー、その他。
リヴァイアスに避難した生徒たちがチーム単位で登場するので登場人物が多い。
一人一人の性格や思想は群青劇の中で明確に表れていて解りやすいが、
それぞれのキャラクターに短所や癖がありすぎて一概に好きになれるキャラクターは見つけにくい。
でも、それが良い意味で人間味を出している。
[作画の評価]★★★☆☆
時々キャラクターの顔が崩れる作画があって安心できない。
ナヨナヨとした線画が目立つ。
おかげで喧嘩のシーンに躍動感はあまりない。
ヴァイアの戦闘はシンプルだけど迫力がある。
[音楽の評価]★★★★★
ヴァイオリン、HIP-HOP、クラブ系の流れを取り入れていたりとオシャレな曲が多く、
しかもリヴァイアスに淀む空気感もしっかりと伝わってくる。
OP曲はアニソン界の中でも屈指の名曲だと思う。
個人的評価:★★★★☆ (4.5点)