カリューム さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ストパンのような戦闘シーンを期待してはいけません
2013年1月期のオリジナルアニメだったので、期待していたのですが・・・いまいちだったかな?
というのも、監督がストパンの監督だったので『可愛さ』『特徴的なカメラワーク』に期待していたのですが・・・
『可愛さ』は監督がキャラデザなので問題なし
しかし、今回『カメラワーク』がそんな凝ってなかった
そもそもCGで戦闘を描いていたので、監督の持ち味を生かせなかったのかな?
あざと過ぎる尻描写も少なかった
これでは股監督の異名は返上では?
変身、必殺技シーンに文句はないものの、使いまわしなのはしょうがないこととはいえ残念
一年続く女児向けアニメならともかく、1クールだとただでさえ少ない尺がさらに少なくなる・・・
そして物語の描き込みが薄くなる
脚本もよくなかった
特に本筋の話がごり押し
ギャグ回、日常回は悪くなかったけど、本筋を掘り下げたほうがよかったのでは・・・
『友情』をテーマにあげているけど、むしろこれじゃ『出逢い』じゃないか?
主人公が各キャラに出逢う物語
友情を描けていたとは思えない・・・
最後まで観て、思い起こされるのはキャラの可愛さと雑なストーリー展開という印象しか残らない
(画集とか観てる方が有意義なんじゃないか?)
===ストパンと比較===
{netabare}ストパンの監督なのでストパンと比較してみようと思います
物語
ストパンよりSF要素というか話のスケールがでかくなってましたね
ストパンは未知の敵『ネウロイ』、魔法力といった要素はあるものの、基本はネウロイを倒すために結成された『部隊』の物語
皆それぞれが自分の中に戦う理由を持ち、同じ敵と戦う仲間たちと過ごす話
それに対してビビオペは未知の敵『アローン』、異世界、じげんエンジンなど結構共通点はある
アローンを倒すために変身して戦った、という点も似ているといえるだろう
しかし、ここで問題なのはキャラクターがほとんど初対面ということ
それなのにこれまでも一緒に過ごしてきたような空気感が、不自然に見えた
ストパンでは部隊の中でも出身地とかで2,3人のコンビ及びトリオができていたので、仲良しでも不自然には見えなかった
作画
作画というか戦闘シーンの比較
これはもう比較にならないくらいストパンの方が優れていた
スピード感があり、アクロバティックな戦闘シーンに、狙いまくりなカメラワーク
空中戦を見事に表現できていたと思います
しかしビビオペは戦闘シーンが乏しい・・・
迫力がない、スピード感もない、緊張感もない
日常パートは普通に綺麗だったからその点は良かった
{/netabare}
こんな風に比較していくとビビオペは観方を間違えたかな?って思う
高村監督ってことで、ストパンのような空中戦を期待したのが間違いだったと思う
これから観る人は、戦闘シーン以外のとこを観た方がいいと思います