Seven_7G3A さんの感想・評価

4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態：観終わった

名作ですね！

主要人物の5人は、特殊能力もない、非日常なトラウマを背負っているという事もない、特別大きな事件が起こっている環境にない、そんなに特別な（いわゆるアニメにありがちなスペシャルな要素）設定が無いにもかかわらず、心情描写だけでここまで魅せる事ができるのは、驚愕に値します。

僕の好きな作品は「シュタゲ」「まどマギ」「化物語」などですが、ほとんどの作品では特殊能力が使えたり、特殊な環境にいたりと、そういった特殊な非日常な何かが作品の魅力と大きく関わっているのですが、この作品は珍しく、もしかしたら唯一の例外です。

・特に大きな事件もありません。
・本当にもしかしたら現実でもあるかも知れないレベルの小さな事件は起こります。
・小さな事件や、主人公たちが目標を目指す過程で起こるドタバタで、心情が変化していき、深みを増していく。


原作は未読なのですが、原作が良いのかなー？、監督が良かったのかなー？、脚本家が良かったのかなー？、音楽が良かったのかなー？・・・謎ですが、結果的に非常にバランスが良く、とても好きな作品です。

何度も見返していますが、「やはり、良いなー」と実感させられます。同ジャンルと思われる「ラブコメ」では、感動度、物語の深み、主要人物への好感度など、「最強」と言えると思います。（個人的にですが・・・）

細かく言うならば、何度も見ていると色々とおかしな演出や、突っ込みどころは有るのですが、それを帳消しにできるぐらい、「良い」要素があると思います。

必見です!!