スロイハ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
gdgd機械s
笑いという感情の無い非戦闘用ロボット三人が「笑いを理解して戦争を無くそう!」と奮起する"ギャグ"アニメ。
「gdgd妖精s」で脚本を務めた方が監督ということで、構成はかなり似ています。
ですが、何もかもが一緒という訳ではありません。一番の違いは、前述しましたが「ロボットなので笑いという感情が理解出来ていない」という点。この作品の最大の特徴です。
笑いを手に入れる為に様々な笑いの手法を取り入れようとするAパート。
ズレたことを大真面目に言い、それに対するツッコミももちろん無く(一応ナレーションが居てツッコんでくれますが)、そして当然の如く滑る…以下ループ。ずっとこれ。
要するに"滑り芸"です。自分は好きですが結構好みが分かれそうですね。
Bパートは百聞は一見に如かずです。OPのかっこいい(?)ロボット達が滅茶苦茶になります。最終話までにネタが尽きそうで別の意味でハラハラしています。
Cパートはgdgdでもあった台本無しのコーナーです。声優さんたちがモノボケをするコーナーなのですが、どう考えても笑っています。笑いまくりです。ロボットなのに!公式では"ノイズ"だとか言って誤魔化してるけど!
最終回はまさかの{netabare}本格SF展開!すげえ、ちゃんとロボットアニメしてる!まあ最終回でシリアス、ってのはgdgd一期視聴者なら予想出来た人も多いんじゃないかと思います。けど配信版で内容を変えてきたのは予想外だった。正確には"変えた"でなく"追加した"ですが、この追加シーンがあるのとないのでは最終回の印象は全く異なるでしょう。低予算ならではの利点を上手く生かしている気がしますね。{/netabare}
gdgd以上に癖のある作品ですが、ノリが分かれば結構楽しめるんじゃないかと思います。