ねるる さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 2.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
罪悪感をなくした人間の恐ろしさ
この作品は悲しみで満ちてました。
どっちの立場でも切なく哀しく救われない…。
とても悲しいお話しでした。
家族、親友、好きな人、…大切な人たちのはずなのに
1つ歯車が狂うだけですべてがおかしくなる。
後半に入ってからの狂い始める様は見ていてとても恐ろしくなりました。
「生きるために殺す。ただそれだけ。」
この言葉に人間の恐ろしさが込められていると思います。
罪を罪と感じなくなった瞬間から人間はもう人間じゃなくなるのでは…。と考えさせられました。
とても怖い作品でした。
見始めたころは、絵柄がものすごく気になり見るのを断念しようかとも思いましたが、徹ちゃんのおかげで踏ん張れました。この作品のグロテスクな表現にもこの作画は合っていたと思います。
グロテスクで、切なく哀しいお話しなので、
見るなら心が元気なときに見ることをお勧めします。