佑太郎 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
元気一発よいらーいき!
「CHAOS;HEAD」「STEINS;GATE」に続く、5pb.×ニトロプラスによる科学アドベンチャーシリーズ第3弾をアニメ化。
2019年、世界線変動率「1.048596」の世界。
中央種子島高校「ロボット研究部」は廃部の危機に直面していた。
たった二人しかいない部員の一人、主人公“八汐海翔”はロボット格闘ゲームに夢中でロボ部の危機には興味が無い様子。
一方で大のロボ好きでありロボ部部長のヒロイン“瀬乃宮あき穂”は部の危機にもかかわらず無謀な「巨大ロボット完成」を目標にしていた。
そんなある日、海翔は「君島レポート」という謎の電子文書を発見。
そこには「君島コウ」なる人物による、世界を巻き込む陰謀の告発が記されていた…。
ロボット研究部のメンバーたちが完成させた巨大ロボットが世界を救うお話です。
序盤は正直退屈だったので断念しようかとも思いましたが、根気良く視聴を続けていたところ、中盤で大きく物語が動き出し、後半に向けて面白くなっていきましたので視聴を続けて良かったと思いました。
廃部寸前だったロボ部が徐々に人数を増やし、トラブルに見舞われながらもそれを乗り越えて巨大ロボットを完成させていく姿はとても良かった。
また、登場する電子機器やネット等には非常にリアリティーがあり、そういった小物で近未来感を上手く表していて感心しました。
登場キャラでは神代フラウ(古郡こな)がすごく好きでした。
簡単に説明しますと、女の子版ダルといったところでしょうか。
オタク発言連発の痛い女の子ですが(だがそれがいい。)可愛かったです。
残念に感じた点をあげれば、ロボ部の一部メンバーの問題についてあまり深く突っ込めていないところ、また作中で起こるある事件についての真相が結局よくわからなかったところでしょうか。
私は自分なりに推測したり、他の方のレビューに考察が書かれてあったのでわりと納得できましたが、上記の点からこちらの作品の評価があまり高くないのもわかる気がします。
2クールの作品でしたが全22話と話数も少ないので、どこかで2話ほど足してそういった部分を補うことができていたならもっと良い作品となっていたかもしれませんね。
巷では「盛り上がりに欠ける作品」と言われているようですが、個人的には終盤の展開には胸が熱くなりましたし、楽しめた作品でしたので最後まで観て良かったと思います。
爽やかな最終回もGOODでした。
興味がある方には是非観ていただきたいです。
余談ですが世界線「1.048596」とは、「STEINS;GATE」で最後にたどり着いた世界線です。
つまり、トゥルーエンドの世界。
こちらの作品は前作で岡部が困難の末たどり着くことが出来た真の世界線の、未来のお話になっているわけですね。
ミスターブラウン(天王寺裕吾)の娘である天王寺綯が活躍しますし、そういった前作との繋がりを感じさせる部分もありますのでその点も見所のひとつですね!
これからも科学アドベンチャーシリーズのアニメ化作品には期待しています。
デュフフ。