退会済のユーザー さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
人生、生活のすべてを管理、監視された街
シヴィラシステムの判断でその人の人生が決定し、
サイコパスという犯罪係数を数値化したもので犯罪者か善良な市民かを判断するという、シヴィラシステムの判断が全てという街。
そんな街で犯罪者を取り締まる存在、警察にスポットをあてたアニメです。
ただ、ここに登場する警察の体制が、犯罪者を直接取り締まる「執行官」とその執行官を管理する「管理官」に分離している所が興味深かったです。
理由は簡単、「管理官」が直接犯罪者と相対してしまうと犯罪係数が上昇し、「管理官」が犯罪者になってしまうからという理由で、
「執行官」という使えそうな「潜在犯」に犯人の相対を任せるというスタイル。(その分、「執行官」には特権が与えられているんですが)
脚本が「虚淵玄」が手がけているため、オーソドックスなストーリーとなるはずもなく、
最初は軽犯罪者を追いかけていくところから始まり、
「執行官」落ちした「元・管理官」が長年追い続けていた犯人と対峙し、
最後には物語の根幹を揺るがす部分にまで踏み込みます。
先の読めない展開は観ていて本当に面白かったです。
また、完全に管理、監視された世界は本当に幸せな世界なのかと疑問を投げかけられているアニメでもありました。