凡打 さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 2.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
深く練りこまれた世界観、陰惨な描写が斬新!
貴志祐介による、小説原作。
舞台は1000年後の日本。サイコキネシスを得た人類が収める集落に住む子どもたちの物語。隠された先史文明の歴史とは…!!
という、設定だけでも非常に興味を惹かれた作品です!
まず、本編を見出して目に付いたのが、タイトルにも書かせていただいた、陰惨且つグロテスクな描写です。
人が殺す、殺されるシーンが生々しく、とても印象に残っています。しかし、そのグロテスクさがかえって生き物の「生き物」らしさが強調されていて、すごいなと私は感じました。
物語も、不必要に感じた部分もありましたが、メインストーリーは非常に面白く、最終話では綺麗に全ての線が繋がります。是非どこがどう繋がるのか確かめてみてください!
キャッチコピーの、「偽りの神に抗え」という言葉も、最後まで見るとその意味が分かります!
以上の2点から、今までのアニメ作品にない雰囲気を持った作品だと私は感じました。
素晴らしい点はいろいろある作品なのですが、上でも書かせていただいた通り、ストーリー上、不必要に思える箇所があり、1クールでも良かったのではないかな、と思ってしまいました。
また、ときどき、作画が以上に崩れる時があり、見ていてかなり気になる回がありました。
しかし、最終回まで見て、「見てよかったな」と思えた作品なので、オススメです!!!
一風変わった作品が見たい方、是非見てみてください!!