リクポテ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
浮遊と飛行(._.)φ
ラノベ原作 未読
全7章+終章からなる伝奇物語。
全ての章に共通しているのは圧倒的作画力、緊迫感溢れるBGMなど音楽全般、そして考察しがいのある練り込まれたストーリーです。
4章まではたくさんの伏線を散りばめ、同時にこの世界観を理解するための壮大なプロローグ。
また、この4章までは時系列がバラバラに構成されています。
2→4→3→1→5→6→7→終章となっています。
メインキャラは主に3人。
両儀式(りょうぎ しき)
黒桐幹也(こくとう みきや)
蒼崎橙子(あおざき とうこ)
これにプラスで幹也の妹である鮮花なども出てきます。
世界観を理解するのに多少の時間がかかるので最初はよく分からないですが、是非最後まで見てほしいシリーズです!
ただ、グロいシーンが多々あるので苦手な人は気をつけたほうがいいかもしれません……
{netabare}
俯瞰とは高いところから全体を見下ろすこと。
それによって孤独感や無力感が増してしまう……
巫条霧絵はまさにそれでした。
この章でよく「浮遊」と「飛行」が対比されていました。
浮遊はずっと示し続ける勇気。
飛行は一時だけ示す勇気。
霧絵はずっと浮遊(現実から目を背けず)してきましたが、飛行という手段を知ったことで、一時の勇気を出し自殺という行為を行いました。
自殺ってホントに儚くて悲しいものですね(--;)
{/netabare}