アレックス・ディノ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
OOの最終編
【あらすじ】(-A wakening of the Trailblazer-)
イノベイターと名乗るイノベイドの首魁リボンズ・アルマークは、真のイノベイターへと覚醒した刹那・F・セイエイによって倒された。
その戦いから2年後の西暦2314年。地球連邦政府は新政権の樹立と共に独立治安維持組織『アロウズ』を解体、弾圧から協調・融和へと政治方針を改めた統治されている。
その中でソレスタルビーイングはガンダムを使わず極秘裏の武力介入による紛争根絶を続けていた。
そのとき130年前に木星の有人調査へと向かい消息を絶ったはずの探査船「エウロパ」が地球に接近する。
地球への衝突コースに入ったエウロパの巨体を破壊するためにガデラーザを投入、圧倒的な火力により破砕、細かく砕かれた破片は地球へと落下した。
しかしこの出来事の後、世界各地で不可解な現象が起きることなる。
それは、イオリアが予見していた 「来たるべき対話」 の始まりを告げるものであった…。
(作品解説)
2010年9月18日に完結編となる劇場版が公開され、BD・DVDが同年12月25日に発売された。
ガンダムシリーズとしては初の地球外生命体である金属異星体ELS(読みはエルス)が登場(SEEDにもエヴィデンス01…所謂羽クジラが登場したが、化石状態だったことに加え「ジョージ・グレンが木星から持ち帰った」以外の設定が全く無い)、ダブルオークアンタに標準搭載されている量子テレポートによる惑星間航行、ELSとの戦闘と対話・共存までを描いた従来のガンダムシリーズとは違う方向性には賛否両論あるが、売り上げや入場者数は好調であった。
イオリアのもたらした概念すべてをフルに使い人類の困難に立ち向かうSF色あふれる快作。イオリア計画の全貌とその完遂ともいえる内容。
実は00のTVアニメ版の初期設定の再利用的な面もある。TV版の企画当初は劇場版のように地球外生命体と戦う…という流れで考えていたが、バンダイより「それじゃガンダムらしくない」ということで没にされている。劇場版ならいい、という事であったようだ。
新造された4機のガンダムをはじめ、ブレイブ、ガデラーザ、ジンクスⅣ等のMSによる超高速戦闘による派手なアクションシーンはTV版をしのぐクオリティで織りなされる。…が、「戦闘時における速度が速過ぎて何をやっているのかよく分からない」という意見も一部散見される。
余談だが、いろんな意味で視聴者を置いてけぼりにした劇中劇を担当したのは「トップをねらえ!」や「天元突破グレンラガン」等で有名な「ガイナックス」だったりする。
冒頭にはアクシズっぽい小惑星が出てきたりフラッグがSEED立ち(インパルスのBR装備時勝利ポーズ)でリニアライフルを撃ったりアロウズのボスがリボンズではなくアレハンドロ・コーナーだったりとマイスターの設定が変更されているなど色々と自由な内容となっている。
(感想)
刹那もよかったしティエリアもよくこの会話好きでしたね!!
刹那(以下:刹)「行こう、彼らの母星へ。俺達はわかりあう必要がある。」
ティエリア(以下:テ)「…いいのか?」
刹「良いも悪いもない。ただ俺には、生きている意味があった…!みんな同じだ。生きている…。」
テ「生きようとしている…。」
刹「だが…、何故にこうもすれ違う…?」
テ「なまじ知性があるから、些細なことを誤解する…。」
刹「それが嘘となり、相手を区別し、分かり合えなくなる…。」
テ「ただ気付いていないだけなんだ…。」
刹「だから示さなければならない…!世界はこんなにも、簡単だということを!」
ELSとの対話を終え、イオリア計画の核心に至った刹那とティエリア
すばらしい!!そして何よりすばらしいのはグラハムの最期!!これでグラハムが好きになった人多いではないだろうか!!?個人的にはグラハムとしてではなくブシドーとして好きですが!!グラハムだけの物語といっても言えなくないでしょう!!