退会済のユーザー さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
告白
2クール目大化けタグがあるので分けて感想を。この作品が、好きな方はすみませんが少しばかり酷評です。
●1~12話まで(正式には2クール目入ってますが、話のきりがいいので)
最初のほうは、設定やキャラデザ、作風の雰囲気などけっこう僕好みでおもしろそうだと思いました。でも、登場人物に、とくに主要なキャラに一貫性が見られません。結局、このキャラはどう感じ、どう思ってこの状況に身を置いているの?と疑問符がつきます。物語を盛り上げるために、行動をとっている気がしてなりません。そこが、少し残念でした。祭ちゃんくらいじゃないですかね、終始一貫して行動していたのは。
ヴォイドを取り出す演出とかは、キレイだったし見応えもありました。
また、作中何度も歌で雰囲気を出そうとしていますが、正直蛇足でした。1クールの盛り上げどころとして、歌う場面があったので、そこだけでよかったと思います。
●13~22
いきなりですが、ヴォイドの計測する装置の出現理由が気に入りませんでした。どうしてヴォイドに関係ないひとが落としていったのか、無理があると思いました。そして、やっぱり祭ちゃん以外には一貫性がありません。集みたいにきっかけがある場合はよいのですが、ころころ考えが変わるのは頂けません。展開自体は、すごくひこまれる要素があったと思います。ただ、意外性を出したかったからなのか、キャラがブレブレだと思います。最終的に、雰囲気で締めた印象があります。
総評として、作品全体を俯瞰するなら、よくわからなかったというのが率直な意見です。これは、ぼくが話を理解できてないからでしょうね。ただ、断片的に場面を思い返すと魅力的なシーンが多くて、非常に楽しめました。これは、ほぼ演出のおかげだと思います。
勢いとか、かっこいいシーンはたくさんあってそういう意味では、見どころはあったのですが、そのシーンにつながる過程が少し納得できない、そんな作品でした。手が込んでいるのが作品をみて伝わるくらいだったので、どうせならもう少し練りこんでほしかった、もったいない感じがしました。2クール目大化けという印象は、僕はしませんでした。一番おもしろかったのは、確かに2クール目入ってすぐの祭が死んだ後からでしたが。