ローズ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ニイタカヤマノボレ
人付き合いが苦手でインドア趣味の高校生・あおいは、ひなたという女子高生から親しげに話をされて、なかば強引に一緒に山に登る事となる。
1話3分のショートアニメなのですが、もったいないと思えるくらい良くできています。
人物・設定・話の内容など、魅力を感じる作品でした。
話の設定が埼玉県の飯能という場所です。
少し説明すると、池袋から秩父方面へ行った場所です。
埼玉の中でも自然が残っている場所ですね。
高尾山へ行くことになりますが、飯能(東飯能駅)から八高線を使っているのかな。
八高線は東京の八王子と群馬の高崎を結んでいる路線です。
結構、リアリティーがあり、好感が持てます。
高尾山は格付けで有名なフランスのミシュランによって紹介されてから、かなり混雑しているみたいです。
元気が貰えるなどのパワースポットがたくさんあるからといっても、人が多過ぎです。
個人的な事で恐縮なのですが、修学旅行で登山をして、脱水症状のために高熱で倒れた事が経験があるので、山に登る時は適度な休憩と水分補給が重要です。
(本当に死ぬかと思いました)
楽しい山登りにするためには、事前の下調べ・準備をキチンとしましょう。
あとは親しい友人がいるだけで十分ですね。
登山用品店でシュラフを選んでいた同じ高校の楓(かえで)と高尾山でモモンガを見ようとしていたここなを含めて楽しい友人ができます。
山の魅力を伝えながらも、一緒に入る友人がとても大切だということを教えてくれます。
この作品を観た、その時が山場です。
あおい役の井口裕香さん、ひなた役の阿澄佳奈さん、楓役の日笠陽子さん、ここな役の小倉唯さんのキャスティングは、実際に仲の良い声優さんを使っているそうです。
会話を聞いているだけでも、いい雰囲気が伝わってきました。
ちなみに、レビューのタイトルに書いたニイタカヤマ(新高山)は、太平洋戦争開戦当時の日本領だった台湾にある山で富士山よりも標高が高い日本一の山でした。
有名な話ですよね。