どどる さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
もう何か悪いところがあっても分からない
アークが放送した後にネオゲと新をみなおして、しばらく間を開けてこちらを見直しました。
ハッキリ言って、もう何か悪いところがあっても分からない。
1話から3話、尋常じゃなく面白い。
4話から7話、ここが最大の欠点のはずだけど、普通に楽しい。
8話でブラックゲッターが出てきてからはかなり良い。
11話でゲッターチーム再結成、傑作。
まず竜馬とゲッター1が異様にカッコいい。
竜馬……必ずしも言動に哲学があるとか……芯があるというのとも違うが……むしろ作風のためにブレブレの部分もあるが……。
とにかく強烈にカッコいいゲッターの挙動から、圧倒的エースを感じてしまう。
数十億の中に何人か、何十人か居る超一流のプロに収まらない、世界に一人の人間。
絵の迫力で、それを感じさせられてしまう。
もう作品の圧に負けている。
2013年の感想。
{netabare}
影の濃いキャラクター、破壊され油の吹き出すゲッターロボ、
、何百というゲッタードラゴンが一体へ合体してゆくシーン、黒いゲッター、ウザーラの頭に乗り上昇してくる真ゲッターロボ…そして竜馬。
多くのゲッターロボ作品の中でも、映像の持つ迫力はトップクラスではないでしょうか。
ひたすらカッコいい。とにかくカッコいい。
ただ、竜馬の存在があまりに大きすぎて誰が主人公なのか分からなかったり、お話としては結局虚無ってしまうのですが、説明がないので視聴者が自分で理解しなければいけなかったり、非常にアラも目立ちます。
この作品単体で楽しむには下手な疑問は持たず、勢いに乗ることが必要です。
理解して楽しもうと思ったら石川賢世界における「ゲッター線」「虚無」の2つの単語の意味は知っておく必要があります。虚無るとはどういうことか。ゲッター線とはなんなのか…。
名作でもあり、迷作の条件も十分に備えている。
悩ましい作品です。
{/netabare}