ちゃんもり さんの感想・評価
3.6
物語 : 2.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
デュフフ!
時は2019年、世界線変動率「1.048596」の世界。
中央種子島高校3年の八汐海翔(カイ)は
幼馴染みでロボットオタクな瀬ノ宮あき穂の巨大ロボ作りに
嫌々ながらもつきあう日々を送っています。
夢半ばに東京に旅立った姉の意思を継ぎ、万博に
巨大ロボットをどうしても出展すべく、悪戦苦闘する
あき穂と陰ながら支えるカイ。徐々に仲間を増やして
いきますが、水面下では何やら大問題が進行して・・・?
と、導入部はこんな感じ。
原作はSteins;Gateに続き、5pb.によるXBOX360、PS3用ゲーム、
いわゆる空想科学アドベンチャーシリーズの第3弾。
アニメーション製作はproductionI.G.となります。
前作、シュタインズゲートがもう伝説的な神ゲー&神アニメ
だっただけに、本作への期待値は最高潮。
少しばかり、期待値が高すぎたかな、といった印象です。
正直、シュタゲという高すぎる壁がなくても、いまひとつ、
といった感想に落ち着いてしまいましたね。
自分なりに少し考察してみたいと思います。
まず、原作が「シナリオ分岐モノ」であること。
これは選びとった選択肢でその後の展開が変化しながら
マルチエンディングを迎え、周回プレイの中の特定の
フラグを踏んでいくことでトゥルーエンドに到達する、
というゲームシステムですね。
いわゆる各ヒロインルートが用意されていて、
それぞれのヒロインルートを通ることで謎が少しずつ
解けていくわけです。
ただ、「周回」しているので実際には同時並列の
時間軸を何度も過ごしていることになります。
アニメの世界では当然、キャラたちは一本道の時間上を
過ごしているわけですから、ここをどう処理するかで
作品の出来が決まってくるでしょう。
本作でも各ヒロインルートのエピソードが盛り込まれて
いますが、もう少し上手く話のつなぎとして入れられて
いれば・・・と思います。たとえばAルートのときに
B、Cは何やってんのかさっぱり分かんない。
せっかく「ロボ部」の仲間なのに、なんかカイがひとりで
あれこれやってるだけでロボ部の「絆」がイマイチ
見えて来ないんですよね・・・しかもそれらのルートが
最後のアキちゃんルートにそれほど絡まないという;
最後のアキちゃんルートがガチシリアスなので、
中盤あたりからもっとチラ見せしてくれた方が
ワクワクできたかな、と思います。
それでも、この作品は面白くないわけではありません。
「アニメとしてのメカアクション」ではなく
「現実世界に於けるロボット」のリアルさに着眼して
いるのはおもしろいと思いますし、作画も良好、
種子島の青空をバックにした爽やかな色彩感も観ていて
気持ちいいです。
そして何と言っても後半EDのいとうかなこさんの
トポロジー!もう・・・聴くたびに涙腺が;;;
やはり5pb.作品にはいとうかなこさん会いますね♪
そして良いこと悪いこと書きましたが、結局何が
印象に残ったか?こなちゃんでしょ!(林修)
ダルを超える2chキャラが誕生してしまうとは・・・
しかもなんとCV名塚佳織さんですよ!
エウレカが壊れちまった・・・
だがそれがいい!デュフフwww