catcher さんの感想・評価
1.0
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
生涯最悪のアニメ
原作未プレイ
鑑賞したのが結構昔で記憶は曖昧だがこれほどに心象の悪かったアニメもないので記載しておく。{netabare}ヒロインがデートの待ち合わせの時に、交通事故に巻き込まれてそれきり意識が戻らない状態になってしまう。事故から3年後、奇跡的に昏睡から目が覚めるが主人公は別のヒロインと既に婚約している。
このアニメ、観終わった後に良かったって思える部分が何も無いのだ。
キャラは酷い。ストーリーは昼ドラ+鬱。
①主人公…鳴海孝之
優柔不断かつ保守的。ヒロインの遥と付き合いだす件からして最悪。自分が傷つかないことが第一でありしばしば人の為みたいな嘘をつく。彼の心理描写は繊細に描かれているが観ていて不快以外の感情がわかない。間違いなく史上最低の主人公だろう。誠氏ねとか言ってる場合じゃない。そして一貫して成長しない。結局彼はヒロインたちに救われる側の人間でしかなかった。
この主人公を応援できるのはよもや病気だろう。
②ヒロイン2…速瀬水月
この女はアニメ界の世界三大悪女に数えるべき。親友が植物状態になる。孝之引きこもる。孝之を3年間献身的に支えて、社会復帰できるまでに立ち直らせる。
これだけ観ればいい女だろう。しかし残念ながら真相は、孝之を支えることによって自分に振り向かせようとしたというのが真相である。
孝之と遥の仲を取り持ったのもこの女。まさか付き合っちゃうなんて…
つまりこの女は終始『嘘つき』なのである。
このヒロインを応援できるのはスイーツ(笑)か昼ドラ好きの主婦だけだろう。
③ひろいん1…涼宮遙
彼女はこの作品で唯一真っ直ぐなキャラだろう。作品を通して成長したのも彼女だけだろう。
そして、最後に笑うのが速瀬水月なのだ。これが実にいただけない。リアルなら仕方ない。引きこもりの自分を3年間も支えてもらったらその恩義は計り知れないものだろう。
これはアニメである。恋愛アニメである。悪女が正統派ヒロインを蹴落として幸せになっていい道理はないのだ。
結局このアニメは何を描きたかったのだろう。魅力0どころか憎さ100の主人公。それと幸せになるために親友をダシに使う悪女ヒロイン。結果その2人が幸せになる。{/netabare}
ただただ暗い気持ちになりたい人におススメの1作。