「うる星やつら(TVアニメ動画)」

総合得点
71.2
感想・評価
305
棚に入れた
1539
ランキング
1403
★★★★☆ 3.8 (305)
物語
3.8
作画
3.5
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
4.2

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りぃたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

アニメ製作の面白さを教えてくれた様々な各回 全195回(218話)

宇宙一?
女好き浮気性で悪運に取り憑かれた高校生、諸星あたる君が、
宇宙人に、ランダムに地球代表として選ばれて、
地球侵略をかけて、宇宙人代表と決闘することになる。
その相手は、ビキニ姿のかわいい宇宙人の女の子。
そこから始まる、宇宙人居候押し掛け妻?ラムちゃん、
そしてその仲間、諸星あたる君の家族や元カノや
お友達や先生や怪巫女etc...
次々に災厄訪れる諸星あたる君の廻りの混沌とした
恋愛や友情の楽しいドタバタ大騒動。

原作未読。

このアニメは、小学生の私に、
アニメの脚本、コンテ、演出、作画、音楽、
アニメ制作の面白さと奥深さ、
スタッフの個性や作風を見極める面白さを
充分に教えてくれるバイブル的作品になりました。
そして、悪名高き?
押井守マジックにすっかり嵌められてしいました。

冷静に見てみれば、前半24話頃までの出来は、
いまいちで、手探り状態。
そう考えると、最近の12話、24話...という短い構成では、
面白い作品として誕生しなかったかもしれません。
しかしその後、徐々に調子が乗ってきて、
37回(58話)以降、名話がポツポツ出てきて、
40回(63話)以降~106回(129話)は、
私にとっては、黄金期、名話の数々でした。
今、考えれば、あのスタッフのライブ感は、
タツノコ時代の押井を継いでいるように思えるし、
小気味よいストーリーのリズム感は、
実は落語好きという押井に、納得できる感じがします。
そして、力量あるスタッフや若手を集める人脈の厚さで、
毎話、本当に刺激的な演出や作画に、胸踊らせました。
押井守愛好者の私にとっては、
押井守が降板した後は、すっかり面白味に欠けてしまい、
視聴断念、となっています。

今では、CG処理の多い作画も、
フル手書き動画の、びっくりするようなレイアウト、
アングルからの長いアクションやスピード感ある背景動画など、
名アニメーターらのアニメを動かす楽しさや手作り感、キラキラ感、
外せません。
アニメ化において、自分の想いや個性が表現されている演出。
是非、毎話、スタッフ名も一緒に楽しんで下さい。
今では、大御所なスタッフさんがたくさん名前を連ねています。
短期間で見ると、単純なドタバタコメディばかりのように思えますが、
1週間に1、2回のお楽しみで見る方がじっくり楽しめるかも。

こんな面白い作品に出会えて、
放送中、毎週生で見られて、最高でした。


以下、お気に入りベスト。
1.決死の亜空間アルバイト
2.みじめ!愛とさすらいの母!?
3.そして誰もいなくなったっちゃ!?
4.はっぴいバースデーマイダーリン
5.君さりし後
6.恐怖の聖バレンタインデー
7.さよならの季節
8.買い食いするものよっといで!
9.命かけます授業中!
10.恐怖!トロロがせめてくる!!

投稿 : 2013/05/19
閲覧 : 268
サンキュー:

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