「機動戦士ガンダム 第08MS小隊(OVA)」

総合得点
79.2
感想・評価
734
棚に入れた
3867
ランキング
517
★★★★☆ 3.9 (734)
物語
4.0
作画
3.9
声優
3.9
音楽
4.0
キャラ
4.0

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ネタバレ

アレックス・ディノ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

主人公凄い

OVAガンダムシリーズ第三作目で、前期主人公機が量産型では二作目である。

【あらすじ】
一年戦争後期、ガルマ・ザビが倒された頃、地球連邦軍士官シロー・アマダ少尉は東南アジア戦線に配属されることになった。だが地球へ向かう途中に味方の敵との交戦を発見、介入するがジオン軍パイロット共々遭難してしまい、そのジオン軍パイロット アイナ・サハリンと生還のため協力、生き延びた。

救助されたのち配属された東南アジア戦線では、アイナと敵味方と分かれて対峙することになる。初めのうちは彼を認めない小隊の仲間や上官に翻弄されながらも、いつしか仲間の信頼を勝ち取り、シローは戦場で一兵士として成長していく。

【作品解説」一言で言えば、宇宙世紀版「ロミオとジュリエット」である。敵同士が恋をして障害を乗り越えていくというさながらはなんともいえない感じである。
最大の特徴は、ガンダムシリーズの中でも特に濃いミリタリー要素である。機体がほとんど量産機、武器も実弾が主、主人公は何の特殊能力も無い一兵士、舞台も湿地、密林と森林、砂漠に雪山、市街地戦と様々…という泥臭くリアルな設定が魅力である。
だが主人公のシローが何気にかなりの運の持ち主である。宇宙で遭難して助かり、森で迷子になるけどなんとか帰れて、雪山でまた遭難するも助かって、とどのつまりはMSと大型MA計2機の大爆発に巻き込まれて足を失うだけですんでいる(ちなみに同乗していたアイナは無傷or軽傷)。こんなに運のよさが強調された作品はガンダムシリーズでもそうそうない。

当初は『銀河漂流バイファム』、『機甲戦記ドラグナー』を手がけた神田武幸氏が監督だったが、第7話の途中で神田氏が体調不良となり飯田馬之介氏に交代。その後神田氏が急逝したため、休止期間を経て、飯田氏監督のもと残っている資料やメモをもとに完成させたためか、前半と後半で作風が微妙に違う。

後に雑誌「ガンダムエース」で飯田氏による『宇宙のイシュタム』および漫画版『08小隊』が連載された。
大河内一楼氏による小説版も存在するが、ストーリーや結末は大きく異なる。特にキキの扱いは多くの読者を驚愕させた。

後に、劇場版として連邦軍情報官であるミラー視点で物語の前半部分を描いた「ミラーズ・リポート」がこの作品との同時上映された。
また、特別編として戦後、当時の08小隊メンバーにシローの安否確認を任されたキキとミケルの旅を描いた「ラストリゾート」が発売された。

投稿 : 2013/03/17
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サンキュー:

4

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