Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.2
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
作画と音楽の良さ・・・そしてヒロインの可愛らしさが光る作品でした^^;
物語の舞台は、西暦2029年の日本。10年前に未知のウィルスが蔓延した結果、政府機能が崩壊しGHQという組織の統治下に置かれた状況になっています。
主人公は、高校2年生の桜満 集(おうま しゅう)。人付き合いが少し苦手でクラスメイトとも一定の距離を置いている・・・そんな学生なのですが、ある日傷付いた少女・・・メインヒロインの楪 いのり(ゆずりは いのり)に出会います。彼女は、有名なウェブアーティスト「EGOIST」のボーカルであると同時に、もう一つ別の顔・・・GHQ統治を快く思っていないレジスタンス組織「葬儀社」のメンバーでもあったのです。
そして、いのりが襲われているところを助けようとした集は、「王の力」を得ることになって・・・物語が大きく動いていきます。
この作品に、私は1〜2話見た時点で完全にのめり込んでいました・・・^^; 作画もとても綺麗だし、音楽も感じの良い曲です。でも、一番パワフルだと感じたのは、何といっても「楪 いのり」ちゃんのキャラそのものでした(//∇//)
茅野さんの声質とキャラのイメージがとても良くマッチしているから・・・? いのりちゃんの普段あまり見ることのできない表情や仕草が抜群に可愛らしいから・・・?
私は、ストーリー重視で作品を視聴する方・・・だと勝手に思っているのですが、この作品に関しては、序盤からいのりちゃんに色々と持っていかれてしまったように思います(//∇//)
ストーリーも独特の世界観を持っていると思います。
「友達を武器に使う」という初期のテーマだけを見ると???と思うのでうが、物語が進むにつれ集が手にした「王の力」との密接な関係が明らかになっていくのですが、つくづく発想に対する無限の可能性を感じずにはいられませんでした。
でも、物語の前半がゆっくりしていて分かりやすかったのですが、後半は少し急ぎ足だったように感じられたのが、ちょっと残念でした^^;
ストーリーの連続性がもう少しあって・・・友達の武器の説明などをもう少し詳しく教えて貰えれば、理解度が深まってよりのめり込めたのではないかと思います。
2クール22話の作品なのですが、OPからEDまで見どころが毎回盛り沢山なので、1話みたら止まらなくなりますし、時間を忘れて視聴してしまった作品でした^^
最後まで見終わって、個人的にはもう少し違うラストを期待していましたが・・・いのりちゃんの反則的なまでの可愛らしさを堪能できたので、結果オーライでした(//∇//)