ピグミー族 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 2.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
私、兵器だから・・・
まず、、、この作品は特に、項目平均=自分の満足度ではないです。
あにこれの項目で見れば
確かに物語の完成度は高くないかもしれません。なぜちせが最終兵器になったのかも描かれていませんし、戦争の原因や世界の崩壊についての詳しい説明もありません。作画や音楽が秀逸なわけでもないと思います(EDのサヨナラは個人的に神曲ですが…)。
しかし、自分はこの世界で不器用だけど儚くも強く生きていくこのふたりが大好きですしとても心に残りました。実際は
4.3位の評価は付けたいです!
物語を通してちせやシュウジ、アケミ達の気持ちが痛いほど感じられます。
ちせの少しでも成長が止まるようにと食事を我慢していた場面や、私兵器だから…と人間と兵器の境目で葛藤する所、そしてどんなに強くなっても「ぜんぜん強くない。。」とつぶやくシーン。
もう言葉にはできない気持ちがこみ上げてきます。
最終的にハッピーエンドとは言えないかもしれません。むしろバッドエンドに近いように思います。しかし、そんな崩壊する世界で小さな幸せを噛みしめて生きていく人たちの姿は心打たれますし、考えさせられます。
そして、実際イラク戦争などで罪もない人たちが犠牲になっていることを考えるとこれは現実的な話なのかもしれません。
いろいろ書いてまとまりのない感想になってしまいましたが、個人的にはとにかくいい作品だと思います!!!