たつじん さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
モーレツだっちゅーの
ある日、高校生の加藤茉莉香(かとうまりか)は、死んだ父親が務めていた宇宙海賊船
「弁天丸」の船長になることに・・・
ただ海賊といっても、お決まりの略奪行為はするものの、その行動はとても平和的で流血
など一切ありません。
むしろ人々からはエンタテイメントとして喜び歓迎されているんです。
今や海賊は銀河帝国の秩序を守るため、必要不可欠な存在になっていました。
この物語は、そんな茉莉香の女子高生としての日常と宇宙海賊船船長としての非日常を描く
スペースファンタジーです。
前半はスロースタートですが、中盤からはミッションに立ち向かっていきますので見応えが
出て来ると思います。
茉莉香はとても明るくポジティブな思考で、弁天丸の個性豊かなクルーたちをうまく
まとめ上げてます。
その「統率力」と「いさぎよい判断」は観ていて爽快ですね。
また作画はとても丁寧で、茉莉香が住む海明星(うみのあけほし)の街の風景と無限の
宇宙が、いいコントラストとして魅せてくれます。
宇宙船のメカニックデザインもサビや汚れといった具合にディテールまでこだわった
感じがするし、その航行シーンや船体がきしむ音などは本格的な作品を思わせます。
何より海賊船と言うだけあって舵(かじ)で操作するのがいいじゃないですか。
ただタイトルが残念ながらちょっと安っぽい感じがしますね。
お色気や恋愛などを連想してしまいますが、全くもってありません。
タイトルで敬遠されやすい作品かもしれませんね。
このまま終わりでも不満はないのですが・・・
続きは劇場版でということなので、楽しみにしましょう。
以下は作品レビューではありませんので適当にスルーして下さい。
ここはあるアニメ制作会社での会議室
部長:次のクールで「ミニスカ・パイレーツ」をアニメ化することになった。
ついてはインパクトのあるタイトルに変えようと思うのだが、
何かいい案はないかね。
A山:「スペース・パイレーツ」っていうのはどうでしょう・・・?
一同:直訳か!
S木:「茉莉香姫と七人のクルーたち」っていうのは?
一同:童話か!
Y中;最近ひらがなタイトルがヒットしてるので「ぱいれつ!」で。
一同:パクリか!
部長:もっと人が寄ってくるような・・・思いつかんかね。
N田:それじゃー「行列のできる宇宙海賊」。
一同:グルメ番組か!
部長:宇宙船に乗り込むのに並んで・・・時間かかって出発出来ないじゃねーか!
一同:・・・・・・・
O川:モーレツ!
昔、某石油会社のCMで女性がミニスカートのすそをひるがえして
「オー・モーレツ!」っていうのが人気あったんです!
「モーレツ・パイレーツ」・・・
語呂も響きもよくないですか?
一同:ウーン・・・
何か古臭くないか・・・
部長:レトロだな・・・
こうして他にこれという案が出ずにOAがスタートすることとなった。
(注)
この小芝居はフィクションです。
個人的想像をもとに作られているので、事実とは全く異なります。